01 | Deutschland | 978.8 | ||
02 | Norwegen | 975.2 | ||
03 | Österreich | 959.3 | ||
04 | Japan | 938.0 | ||
05 | Slowenien | 836.2 | ||
全リザルト » |
小林陵侑は、スキージャンプ・ワールドカップ首位を引き続き独走中だ。1月12日(土)夕方に行なわれたワールドカップ男子プレダッツォ大会(イタリア、ヴァル・ディ・フィエンメ)の第1戦で、小林は26.5点もの記録的な差をつけてW杯6連勝目を決めた。2位・3位にはポーランドのダヴィド・クバツキーとカミル・シュトッホが並んだ。
ジャンプ週間でのグランドスラム総合優勝を飾ってから1週間も経っていない1月12日(土)、22歳の小林陵侑は、ワールドカップ(W杯)プレダッツォ大会第1戦でも再び圧勝を飾った。今日の圧倒的な勝利で小林は、これまでにW杯6連勝を果たした選手の仲間入りを果たした。これまでにこの偉業を遂げたことのある選手はフィンランドの二人、ヤンネ・アホネンとマッチ・ハウタマキ、そしてオーストリアのトーマス・モルゲンシュテルンとグレゴア・シュリレンツァウアーの4人だけだ。もし小林が13日(日)の試合で連勝をあと一つ伸ばせば、W杯7連勝を達成する初めてのスキージャンパーとなる。
「今日は本当に素晴らしい試合だった。天候条件も良かったし、僕のジャンプもうまくいった。今、この4人の大先輩スキージャンパーの名前に僕の名前も並べてもらえて、とても光栄。明日、史上初の7連勝を果たせるかどうかということについては全然考えていない。自分のジャンプだけに集中して、他のことは全く考えない」、とハイフライアーの小林はインタビューに答えた。
小林陵侑が連勝に次ぐ連勝を遂げる中、他の選手たちの間では少しずつ、しかし確実に日本のハイフライアーに対する絶望感が生まれてきている。
「明日は陵侑をコンテナに閉じ込めちゃおうかと思っているよ」と、カミル・シュトッホは小林について冗談めかして話した。
プレダッツォで前回開催された2012年のW杯優勝と2013年の世界選手権のタイトル獲得を果たしているシュトッホは、「毎年ということでは無いけど、何年かに一度は、とにかく他の選手の手の届かないぐらいずば抜けて強い選手が出てくる。今は陵侑がそれ。ここプレダッツォには、沢山のポーランド人が住んでいて、僕達を応援しに来てくれるからとても嬉しい。それを僕達は本当に有り難いと思っている」と語った。
ダヴィド・クバツキーは、「今日の2位入賞はとてもモチベーションを高めてくた。笑顔で引き続き頑張っていきたい。陵侑が今日、僕らにこれ程の差をつけたことは関係ない。僕達ができることは、自分達のジャンプを良くしていくことだけで、その結果陵侑に勝てるかどうかは後からついてくること」と、自己3度目の2位入賞を果たした後のインタビューで話した。28歳のクバツキーはW杯初優勝をまだ叶えていない。
オーストリアからは最上位には誰も入らなかったものの、シュテファン・クラフトが4位、マヌエル・フェットナーが8位で好成績となった。
ドイツチームでトップ成績を収めたのはシュテファン・ライエ一人だけだった。ライエは今日の5位入賞で、現在チームの1番手であることを証明した。 マルクス・アイゼンビッヒラーは前日の予選でスーツが規定外とされ失格となっており、参戦できなかった。ダヴィド・ジーゲルが上々の14位、カール・ガイガーは19位に収まった。
スロベニアチームのトップは、10位のアンツェ・セメニッチで、ティミ・ザイツは12位だった。
W杯個人総合成績では、小林陵侑が合計1,056ポイントとなっており、2位・3位に続くポーランドのピオトル・ジーラ(565ポイント)とカミル・シュトッホ(564ポイント)に約500点もの差をつけている。ドイツ勢のトップは4位のシュテファン・ライエだ。
W杯男子プレダッツォ大会第2戦は、1月13日(日)17:00(日本時間 翌1:00)から開催される予定だ。
※注)基本的な表記時間は中央ヨーロッパ時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。