01 | Tschofenig, D. | 274.8 | ||
02 | Hoerl, J. | 269.7 | ||
03 | Kraft, S. | 268.0 | ||
04 | Forfang, J. | 264.9 | ||
05 | Deschwanden, G. | 264.4 | ||
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フレンシュタット(チェコ)で行われたグランプリ大会は優勝をかけた2選手の熱い戦いとなった。日本の高梨沙羅、そしてノルウェーのマーレン・ルンビがフレンシュタットのヒルサイズ106mのノーマルヒルで接戦を見せ、最終的に日本選手に軍配が上がった。ルンビは僅差で2位、ドイツのカタリナ・アルトハウスが3位入賞を果たした
1本目終了後、ルンビは高梨に8.5ポイント差で4位につけていた。しかし平昌オリンピックを制したこのノルウェー選手は2本目で101mの大ジャンプ(その日の最長不倒)を飛び、まだスタートに残っていた伊藤、アルトハウス、高梨を大いに脅かした。
伊藤とアルトハウスはルンビに全く及ばなかったが、高梨は僅差ではあるもののルンビを超えた。高梨はいいジャンプを出さなければならないプレッシャーの中、99mをとび、1.7ポイント差で優勝をものにした。油断ができない中、しっかりとこの夏の3勝目をものにした高梨は、「とても満足している。今日のジャンプは良かったと思う。明日も攻めていって、自分のベストをつくしたい。」と控えめに話した。高梨にとってこの優勝はグランプリ大会での自身22勝目となる。
マーレン・ルンビも、「今日の結果はよかったと思うし、満足している。明日も同じような結果が出せれば、いい週末にすることができる。」とこの23歳の選手は満足気な様子を見せた。
昨シーズン、トップ選手の仲間入りを果たしたカタリナ・アルトハウスは夏もその強さを維持していい結果を出している。「夏の間にもいいジャンプができて、表彰台に立てる十分な強さがだせてとても嬉しい。私たちはチームとしてはチャイコフスキーには遠征をしないで、その間トレーニングをすることになっている。最終戦のクリンゲンタルには出場する予定。」と試合後にアルトハウスは話した。
初戦のヒンターツァーテンで失格になってしまったスロベニアのスペラ・ロゲリはいいジャンプを2本揃えることに成功し、スロベニアベストとして5位でチームメイトのエマ・クリネッチをおさえ4位。アルトハウス以外のドイツチームはユリアネ・サイファールトが7位、パウリネ・ヘッスラーが10位、がトップ10入り、ラモーナ・シュトラウブが14位だった。
オーストリアはエヴァ・ピンケルニックが1本目終了後、6位につけていたものの、2本目を飛ぶ前にスーツで失格、そしてキアラ・ヘルツルは16位に終わった。
素晴らしいい開幕戦を飾ったのはハインツ・クッティン率いる中国チームだった。中国チームはこの夏初めて国際大会にその姿を現し、参戦した選手(チャンが15位、リー25位)二人ともファイナルに残りポイントをスコアした。
グランプリ総合は高梨沙羅が300点中の300点を獲得しリード、2位に172点で伊藤有希、3位に165点でスロベニアのエマ・クリネッチと続く。
フレンシュタット2戦目は土曜日14:00から開始予定。