01 | Hoerl, J. | 285.3 | ||
02 | Paschke, P. | 277.8 | ||
03 | Tschofenig, D. | 273.8 | ||
04 | Kraft, S. | 273.1 | ||
05 | Deschwanden, G. | 259.7 | ||
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ポーランドのカミル・シュトッホとピオトル・ツィラ、2名がグランプリ・アインシーデルン大会で同点優勝を飾った。ツィラは115mと112.5mのジャンプ、そしてそのチームメイトのカミル・シュトッホは114.5mと112.4mを飛んで、二人とも267.3点をスコア。そしてアンドレアス・キュッテルシャンツェと命名されたこのヒルサイズ117mのアインシーデルンのジャンプ台で3位に入賞したのは、ロシアのエブゲニー・クリモフだった。
ジャンプ台自体は標高約900mと高地にあ流が、夏らしい天気で夕方の試合であったのにも関わらず30度以上と高気温だったため、大会を見に来た観客のみならず、選手にとっても汗ばむ陽気となった。「今週末はハードな試合になった。暑かったので、ジャンプスーツを着た状態でエネルギーを高く保ち続けるのが難しかった。ジャンプ自体は完璧じゃなかったが、優勝できたことを嬉しく思っている。自分のジャンプはまだ改善できるところがあり、それを追求しているところ。アインシーデルンでもポーランドのファンが多くいたことに驚きもしたし、またそれに励まされた。私たちのファンに感謝したい。」とこの夏3戦3勝をしたオリンピック3冠のカミル・シュトッホは話した。
その日の二人目の優勝者は同じくポーランドのピオトル・ツィラにとっては初のグランプリ大会優勝となった。「とても気持ちがいい。この週末はずっといいジャンプができていたが、それはこのジャンプ台と相性が良いからだと思う。今日はポーランドのファンがジャンプ台に多くいて、ファンの前でジャンプを跳べることはとても楽しい。」と31歳のツィラは試合後に語った。
ポーランドの表彰台独占を阻んだクリモフ
ファイナルラウンドで116.5mと圧倒的なジャンプを見せたエブゲニー・クリモフは1本目終了後6位から表彰台に一気に上り詰めた。ファーストラウンドの後、1-5位までポーランド選手がランクされていたが、クリモフが唯一の「ポーランド選手表彰台独占」を阻む存在となった。「今日の大会は素晴らしかった。自分のジャンプとリザルトに満足しているし、2本目のジャンプは本当に良かった。来週のクルシュベル大会も楽しみにしているし、そこで同じようなジャンプを見せたいと思う。」とクリモフは記者陣の前で話した。
ポーランドチーム圧倒的な強さ
ヤコブ・ヴォルニーとダヴィッド・クバツキの4位、5位、それにシュテファン・フーラの9位でシュテファン・ホルンガッハー率いるポーランドチームはその独占的な強さをここアインシーデルンの大会で見せつけた。ポーランド選手とクリモフ以外にトップ10に入れたのは6位にチェコのローマン・コウデルカ、7位にオーストリアのシュテファン・クラフト、8位にドイツのアンドレアス・ヴァンク、10位にスロベニアのチミー・ザイチの4選手だけだった。
スイスチームも好成績
開催国のスイスチームも地元での大会で好成績を収めた。この夏の新星キリアン・パイアーは11位、グレゴア・デシュヴァンデンが14位、シモン・アマンが23位と3名がファイナルラウンドに進出した。
シュトッホ、グランプリ総合で圧倒的にリード
グランプリ大会においてすでに3戦3勝しているカミル・シュトッホは300点というここまで獲得できるポイント全てをスコアしている。グランプリ総合ランキングは2位にツィラ、3位にパイアーと続く。次のグランプリ大会は来週末、8月10日と8月11日にフランスのクルシュベルで男女の大会が予定されている。