01 | Hoerl, J. | 285.3 | ||
02 | Paschke, P. | 277.8 | ||
03 | Tschofenig, D. | 273.8 | ||
04 | Kraft, S. | 273.1 | ||
05 | Deschwanden, G. | 259.7 | ||
全リザルト » |
3月13日(火)、RAW AIRノルウェートーナメントの第2会場となるリレハンメルで、ワールドカップ男子リレハンメル個人戦が行なわれ、ポーランドのカミル・シュトッホが通算28勝目となる勝利を祝った。五輪金メダル3冠のシュトッホは、今日は140.5mと141m(306.4ポイント)で、チームメイトのダヴィド・クバツキー(278.7ポイント)を2位に、そして地元ノルウェーのロバート・ヨハンソン(273.3ポイント)を3位に押さえて圧勝した。
シュトッホは、今冬すでにスキージャンプ週間総合優勝と平昌五輪ラージヒル戦金メダルに輝いているが、今日は今シーズンのワールドカップ(W杯)7勝目を挙げた。
シュトッホは、「今日ここで飛ぶことができて本当に良かった。天候条件も良かった。もちろん完璧の条件とは言えなくて、風速がコロコロ変わってちょっと複雑だったけど。それでもこの勝利を嬉しく思うし満足もしている。特に嬉しいのは、昨日が誕生日だったダヴィド(クバツキー)が2位に入って自分に素敵なプレゼントができたこと」と話した。
クバツキーは、自己最高成績となる2位入賞を果たした。クバツキーのこれまでの最高成績は、今季のオーバーストドルフ戦とヴィリンゲン戦での3位だった。
クバツキーは、「今日はとにかく良いジャンプを収められて、本当に満足している。でも残念ながらカミル(シュトッホ)はもっともっと良かった。自分は優勝できなかったけど、今日は友達が試合に勝ってくれて、自分は2位になれたから嬉しい。今は次のトロンハイム戦がフェアな試合になることを望んでいる。それが一番大事なこと」と説明した。
リレハンメルのジャンプ台から数百メートルしか離れていない所に住むロバート・ヨハンソンが3位に入った。
ヨハンソンは試合後のインタビューで、「この結果にとても満足している。今日は自分のベストジャンプは見せることができなかったけれど、今シーズン初めてW杯の表彰台に立つことができ、しかもそれが地元のジャンプ台で果たせたのが嬉しい。今はこれから続く試合を楽しみにしている」と話した。
ノルウェーチームは、今回もまた圧倒的な団体成績を収めた。3位のヨハンソンの他に、アンドレアス・スティエルネンが4位、ヨハン=アンドレ・フォアファングが6位、ダニエル=アンドレ・タンデが10位、ハルヴォア=エグナー・グラネルドが12位に入った。
ドイツ勢のトップだったのは、271.1ポイントで5位に入ったリヒャルト・フライタークだった。カール・ガイガーが11位、アンドレアス・ヴェリンガーが13位、マルクス・アイゼンビッヒラーが16位、アンドレアス・ヴァンクが23位、シュテファン・ライエが26位だった。
日本チームは、小林潤志郎が17位、葛西紀明が18位、小林陵侑が19位と続き、竹内択は36位だった。佐藤幸椰はスーツの規定違反のため失格となった。
RAW AIRは、明日3月14日(水)にはトロンハイムに舞台を移して予選が行なわれ、15日(木)には個人戦が開催される。
各チームは14日午前にリレハンメルから車で北に約5時間のトロンハイムに移動して、15:30(日本時間23:30)からの公式トレーニング、そして17:30(日本時間 翌1:30)からの予選に臨むことになる。
トロンハイム本戦は、3月15日(木)17:00(日本時間 翌1:00)から行なわれる予定だ。
RAW AIR総合ではカミル・シュトッホが今日の圧勝でリードを更に広げることができた。首位のシュトッホは1,141.5ポイント、2位はロバート・ヨハンソン(1,085.3ポイント)、3位にはヨハン=アンドレ・フォアファング(1,055.5ポイント)が続いている。
W杯個人総合ではカミル・シュトッホが1,103ポイントで首位、2位はリヒャルト・フライターク(913ポイント)、3位はダニエル=アンドレ・タンデ(849ポイント)となっている。
※注)基本的な表記時間は中央ヨーロッパ時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。