01 | Deutschland | 1097.4 | ||
02 | Norwegen | 1075.1 | ||
03 | Österreich | 1065.9 | ||
04 | Slowenien | 1034.8 | ||
05 | Japan | 875.1 | ||
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2試合が行なわれる国際スキー連盟(FIS)ワールドカップ女子ルシュノフ大会(ルーマニア)で、3月3日(土)に第1戦が行なわれ、ドイツのカタリーナ・アルトハウスが優勝した。ファイナルラウンドは強風のため、まずは遅延となり、その後2人が飛んだ後に中止を余儀なくされた。そのため、アルトハウスは今日の最長飛距離となった93.5m(118.6ポイント)のジャンプ1本で勝利を決めた。2位は平昌五輪の金メダリスト、マーレン・ルンビュ(ノルウェー、92m、118.3ポイント)、3位はドイツのカリーナ・フォクト(89.5m、111.2ポイント)だった。
カタリーナ・アルトハウスにとっては、ワールドカップ(W杯)通算4勝目、今季に入って3勝目となった。
今日の勝者、アルトハウスは、「本当に嬉しい。ここルシュノフで飛んだ中でも最高のジャンプを試合で見せることが出来た。私の番の時は風の条件にも恵まれた。もちろん、今日の天候条件は簡単ではなかったけれど、それはスキージャンプにはつきもの。またここルシュノフで飛べることができて嬉しい。明日はもっと安定したコンディションで2ラウンドできることを祈っている」と話した。
今シーズンの全11試合で表彰台に上がってW杯個人総合首位についているマーレン・ルンビュは、「かなり良いジャンプを見せることができ、良い結果を出せて、とても満足している。今日は簡単じゃなかったけど、ジュリーはほとんど全員の選手が同じような条件でスタートできるようにしてくれたと思う。試合ができて嬉しい。私の目標は、W杯総合首位の座をシーズンが終わるまで守ること」と語った。
今季の女子ジャンプは、あとルシュノフの1戦、オスロ1戦、オーバーストドルフ2戦の計4試合を残すばかりとなり、平昌の金メダルリスト、ルンビュをW杯総合成績でアルトハウスが追い越すことは、理論的には有り得るが難しいだろう。
3位のカリーナ・フォクトは、「表彰台に上がることができて本当に嬉しい。ここに来て何本か思うようなジャンプができて、とてもよい感触。私は今日の条件はものすごく難しいとは感じなかった。上でちょっと待たなくてはだったけど、それはもう何度も体験していること。1度も危ないことは無かったし、ジュリーが良い仕事をしてくれた。明日はもっと好条件で試合ができて2ラウンドを行えることを祈っている」とインタビューに答えた。
平昌五輪でも好調だったジュニア世界選手権王者、ニカ・クリツナー(スロベニア、17歳)は今日の試合でもその強さを裏付け、93mで4位に入り、今季2度目の4位入賞となった。
ユリアーネ・サイファート(独)は、自己最高タイの5位だった(2015年にリュブノ戦とルシュノフ戦で共に5位)。
日本チームからは、高梨沙羅が7位、伊藤有希が9位、岩渕香里が16位、岩佐明香(はるか)が33位、勢籐優花が36位に入った。
W杯女子個人総合成績では、ノルウェーのマーレン・ルンビュが1,020ポイントで引き続き首位、2位がカタリーナ・アルトハウス(740ポイント)、3位が日本の高梨沙羅(616ポイント)となっている。
W杯女子ルシュノフ大会の個人第2戦は、3月4日(日)9:00(日本時間17:00)から開催されることになる。
ルシュノフ大会の後、女子ジャンパー達にとっては、3月11日のオスロ・ホルメンコーレンのラージヒル戦(ヒルサイズ134m)と、3月24・25日のドイツ・オーバーストドルフでのシーズンファイナルが残されている。
※注)基本的な表記時間は中央ヨーロッパ時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。