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W杯男子ザコパネ大会 シュトッホがホームで理想的なスタート

作成: 26.01.2018 20:02 / sk

1月26日(金)ワールドカップ男子ザコパネ大会(ポーランド)で、日曜に開催される個人戦の予選が行なわれ、カミル・シュトッホ(ポーランド)が1位になり、理想的な形でホームでの大会をスタートさせた。ジャンプ週間覇者のシュトッホは137mのジャンプで160.4ポイントを獲得し、好調なドイツの2人、マルクス・アイゼンビッヒラー(136.5m、150.3ポイント)とリヒャルト・フライターク(131m、149ポイント)を2位・3位に抑えた。

これでシュトッホは、日曜の個人戦でも優勝を最有力視されて参戦することになる。

 

予選ですでに1万5千人もの観客が集まり、ザコパネ特有の観戦ムードが高まる中、4位にもポーランドのダヴィド・クバツキーがついた。

 

5位に入ったのは全くノーマークだったノルウェーのマリウス・リンドヴィークだった。リンドヴィークは今日の公式トレーニングと予選の成績で、土曜の団体戦に選抜された。土曜の団体戦で19歳のリンドヴィークが同じような成績を出したら、ヘッドコーチのアレクサンダー・シュトックルは苦慮を強いられるかも知れない。結果如何によっては、いきなりリンドヴィークが平昌五輪のノルウェー代表に選ばれる可能性が出てくるからだ。それは同時に、既に五輪出場を確信していたノルウェーチームの選手にとっては、とてつもなく苦い薬になるはずだ。

 

スロベニアのペーター・プレウツは6位で、どんどん復調の傾向を見せている。143.6ポイントのプレウツは、2位に7点以下の差しかなく、上位を狙える可能性は充分だ。

 

7位に小林陵侑(小林潤志郎の弟)、8位・9位にはノルウェーのヨハン=アンドレ・フォアファング、アンドレアス・スティエルネンが続いた。

 

日本チームの伊東大貴は怪我で欠場していたが、今大会から復帰し、28位に入った。伊東は、開幕戦のヴィスワ大会(ポーランド)で転倒し肩に負傷していた。

カムバックを果たした伊東大貴は、「まだ100%大丈夫とは言えないけれど、飛べるし闘っていく」と、話した。

 

土曜の団体戦でドイツからは、好調マルクス・アイゼンビッヒラー、シュテファン・ライエ、リヒャルト・フライタークが参戦する。アンドレアス・ヴェリンガーはヒルサイズ140mのザコパネのジャンプ台では38位と伸びなかったが、ドイツチーム3番手として団体戦に出場することになった。経験を積んでいるヴェリンガーなら、出だしが不調でも、やるべき課題をうまくこなしてくれるはずだ。

 

ポーランドチームは、ダヴィド・クバツキー、カミル・シュトッホ、シュテファン・フーラ、そしてピオトル・ジーラを抑えて選抜されたマチェイ・コットの4人で参戦する。

 

チケットが完売となったワールドカップ男子ザコパネ大会団体戦は、1月27日(土)16:00(日本時間 翌0:00)から開催される予定だ。

 

全リザルト

団体戦:スタートリスト

 

※注)基本的な表記時間は中央ヨーロッパ時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。

 

統計

最長不倒
140.0m
Kobayashi, Junshiro (JPN)
最短ジャンプ
98.5m
Stursa, Vojtech (CZE)
平均飛距離
120.2m
K点越えジャンプ
42.5%
ネーション数
11
トップ10のネーション数
5
トップ30のベストネーション
5
Österreich
Deutschland
Polen
Norwegen
Semenic, Anze
11.09.16
Chaikovsky
Slowenien
26.11.17
Damjan, Jernej (SLO) Ruka