We use cookies to give you the best possible user experience and to integrate social media. プライバシーポリシー

ジャンプ週間ファイナル 予選1位はクバツキー(Pol)

作成: 05.01.2018 19:15 / sk

1月5日(金)、第66回スキージャンプ週間最後の舞台となるオーストリア・ビショフスホーフェンで、第4戦出場をかけた予選が行なわれ、ポーランドのダヴィド・クバツキーが1位になった。27歳のクバツキーは、136mのジャンプで139.9ポイントを獲得した。2位はノルウェーのヨハン=アンドレ・フォアファング、3位は予想外の健闘を見せたシモン・アマン(スイス)だった。

クバツキーは、「完璧とは言えないジャンプだったから、後でコーチが良くなかった点をみつけるはず。それでも良いジャンプではあったし、公式練習と予選で良い結果を出せて嬉しい。明日はカミル(シュトッホ)に勝ちを譲ったりはしない。僕達は最後まで戦うつもり。カミルが強いのは知っているけど、自分も同じように強いということも知っている」と、明日(6日、土曜)の最終戦への意欲を見せた。


アマンの後の4位にはオーストリアのシュテファン・クラフトが入った。
クラフトは、「とても満足している。予選での僕のジャンプはちょっと落ち着きすぎていたかもしれない。良い感触を持てたし、それだけでもかなり良いこと。今は明日の試合を本当に楽しみにしている。ホームで飛べるのは素晴らしい。明日は沢山の友達や家族が集まってくれるし、余計やる気も湧いてくる」と、話した。

クラフトの直後、5位に続いたのはジャンプ週間総合首位についているカミル・シュトッホ(ポーランド)だ。

 

ドイツ勢のトップはジャンプ週間総合2位を狙うアンドレアス・ヴェリンガーで、予選8位だった。

ヴェリンガーは、「昨日、総合成績で自分が2位についているのを知って少しびっくりした。予選の時のジャンプは、カンテでのタイミングが少し早すぎた。明日その点を改善できれば、あと数メートル伸ばせるはず。明日を楽しみにしている。このジャンプ台が好きだし、試合が楽しみ。僕のポジションはそんなに悪くないと思う」と、インタビューに答えた。

 

ビショフスホーフェンで予選が行なわれた日、当然ながら、総合首位のカミル・シュトッホが全4試合制覇を果たせるかどうかに話題が集中した。
今回のジャンプ週間でシュトッホは、既にオーバーストドルフ、ガルミッシュ=パルテンキルヒェン、インスブルックで3連勝を飾っており、土曜のビショフスホーフェン戦で4戦全勝のチャンスを持つ。今日の予選では5位だった。

メディアから多大な関心を持たれているシュトッホだが、「今日のジャンプはまぁまぁだった。サッツのタイミングがあんまり良くなかったけど、技術的に見れば良いジャンプだったと言える。練習もうまくいったし、良い一日だった。明日はまた新しい一日だし、新たな挑戦でもある。とにかく良いジャンプを収められるよう頑張って、その結果を見るだけ。力まずに臨みたい。スキージャンプこそは僕が愛するもので、それ以上のことは期待しない」と、話した。

 

シュトッホはジャンプ週間総合得点で、2位のアンドレアス・ヴェリンガーに64.5点もの差をつけており、総合首位の座を奪われる可能性はほとんどないと言える。
こうなると、第66回ジャンプ週間の見どころは、シュトッホが2001/02のスヴェン・ハンナヴァルト(独)以来、史上2人目の全試合制覇を果たせるかどうかとなってくる。

 

唯一4戦完勝の記録を持つハンナヴァルト本人は、シュトッホの迎えているチャンスについて、「僕から見ると、カミル・シュトッホは不気味なほど落ち着いているように見える。彼のジャンプ技術はとても安定していて、全ての選手が彼を抜いていかなくてはいけないこと、そしてそれが決して簡単にいかないことをよく知っている。それがまた彼を強くして、4連勝を達成できるという自信となっている。もちろん、僕が引き続き全戦優勝の唯一の達成者でありたいとも思う。でもそれは、その可能性を持つジャンパーが失敗したり悪い条件に当たることを望むというようなものじゃない。明日はフェアな試合になって欲しいし、カミルが達成すれば、僕は定員限定2名の世界最高級クラブの先輩として歓迎するだけ。どうなるかは明日分かる。カミルに迫ってくるジャンパーは、アンドレアス・ヴェリンガー、マルクス・アイゼンビッヒラー(共にドイツ)、ダニエル=アンドレ・タンデ(ノルウェー)等、沢山いる。彼らにとっての唯一の問題は、カミル・シュトッホがいるということ」と、話した。


第66回ジャンプ週間の最終戦は1月6日(土)15:30(日本時間23:30)からトライアルラウンド、そして本戦は17:00(日本時間 翌1:00)から開始される。
予報によると、とても良い天気になるとのことだ。

 

全リザルト

スタートリスト:ジャンプ週間最終戦(ノックアウト方式)

 

※注)基本的な表記時間は中央ヨーロッパ時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。

 

統計

最長不倒
140.0m
Johansson, Robert (NOR)
最短ジャンプ
97.5m
Kasai, Noriaki (JPN)
Wolny, Jakub (POL)
平均飛距離
120.0m
K点越えジャンプ
42.5%
ネーション数
12
トップ10のネーション数
6
トップ30のベストネーション
6
Slowenien
Stoch, Kamil
04.01.18
Innsbruck
Polen
04.01.18
Stoch, Kamil (POL) Innsbruck