01 | Deutschland | 978.8 | ||
02 | Norwegen | 975.2 | ||
03 | Österreich | 959.3 | ||
04 | Japan | 938.0 | ||
05 | Slowenien | 836.2 | ||
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スキージャンプの2017/18シーズンは、ポーランド・ヴィスワでの開幕から、フィンランド・ルカ戦、そして先週末のニジニ・タギル戦に続き、ものすごくドキドキの展開となっている。12月9日(土)に開催された、今季3試合目の団体戦でノルウェーが3連勝を決めた。ドイツ、ティティゼー=ノイシュタットのHS142で行なわれた今日の試合は、正に接戦で、2位のポーランドは0.8点差まで迫っていた。3位にはドイツチームが入った。
ノルウェーのまとまったチームワークが、今日もまた勝利への鍵だった。ヘッドコーチのアレクサンダー・シュトックル率いるノルウェーチームは、ロバート・ヨハンソン、ダニエル=アンドレ・タンデ、アンダース・ファンネメル、ヨハン=アンドレ・フォアファングの4人で、今季の団体戦3試合目にして3連勝を決め、更にW杯5試合連続団体戦優勝、W杯団体戦通算21勝目を飾った。
この結果を受け、韓国・平昌で2018年2月19日に予定されている冬季五輪での団体戦でもノルウェーが金メダル候補と見られるのは当然だろう。
ヨハン=アンドレ・フォアファングは、「このノイシュタットのジャンプ台は、まるで僕のために作られたみたいに素晴らしくて、ここで飛ぶのが大好き。それでも今日は思うようには進まなかった。僕の1本目はあまりうまくいかなかったから、ファイナルラウンドではちょっとした事を変えてみたかった。そのことに集中していて少しかたくなりすぎてしまった。もっと力を抜かなくてはだったのに。でも最終的に優勝することができて良かった」と喜びを伝えた。
ポーランド、僅差で優勝を逃す
ノルウェーにわずか0.8点差でポーランドが続いた。ピオトル・ジーラ、マチェイ・コット、ダヴィド・クバツキー、そしてカミル・シュトッホの4人で臨んだポーランドチームも、見事な団結力だった。8本飛んでの0.8点差は正に僅差で、2チーム優勝でもおかしくない程だった
ダヴィド・クバツキーは1本目で141.5mの大ジャンプを出して目を引いたが、もっと伸ばせていたかもしれない。
クバツキーは、「1本目の時、これは飛距離がかなり伸ばせるとすぐに分かった。ジャンプの前半は上手くいったけれど、ちょっと攻撃的すぎたみたいで、もっと伸ばすには下からの空気が足りなかった。だから不時着みたいな着地になってしまった。それでも、これだけ長く飛べるというのは本当に楽しい。僕達にとって今日の2位は、負けではなく成功で、僕らが強いチームであることを示すことができた」と話した。
まとめきれなかったドイツ
優勝候補と見られていたドイツチームは、今日も強かったが、ノルウェーやポーランドと比較するとチーム力が足りなかった。最終的には、ポーランドに約30点離された。アンドレアス・ヴェリンガーとリヒャルト・フライタークは最高レベルのジャンプを見せたものの、マルクス・アイゼンビッヒラーとカール・ガイガーは優勝に必要な飛距離は出せなかった。それでもヴェルナー・シュスター率いるドイツチームは、上々の3位入賞を果たした。
マルクス・アイゼンビッヒラーは、「メディアで言われていたようなプレッシャーは感じていなかった。今日は難しい試合だったし、うちのチームの全員が実力を発揮できたわけじゃなかった。4人のうちの2人しか本当に良いジャンプを見せられなかった。それでも強豪のオーストリアやスロベニアを抑えて3位に入賞できて満足している」と語った。
スロベニアチームは、今季最高のパフォーマンスを見せて4位に入り、予想以上の成績だった。しかし、ドイツとの差は40ポイント以上もあった。
勝ち慣れているオーストリアのジャンパー達だが、スロベニアに僅差で及ばず、今日は5位でよしとしなくてはならなかった。オーストリアチームの中で今回もダントツだったのはシュテファン・クラフトだった。クラフトにとって今日の結果は残念だったが、グレゴア・シュリレンツァウアーが怪我による長い欠場後復帰したのは喜ばしいことだっただろう。「シュリーリ」はカムバック戦としてはまずまずの結果を出した。
6位には、素晴らしいパフォーマンスを見せた葛西紀明を始めとする日本チームが入った。
7位がフィンランド、8位はシモン・アマンを含むスイスチームだった。
今日の勝利をもってノルウェーは、ネーションズカップでドイツから首位の座を奪った。現在、国別総合でノルウェー(1,802ポイント)が1位、その30点差でドイツ(1,772ポイント)が2位、3位がポーランド(1,315ポイント)となっている。
W杯ティティゼー=ノイシュタット大会の個人戦は、12月10日(日)15:30(日本時間23:30)から開催される予定だ。
※注)基本的な表記時間は中央ヨーロッパ時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。