01 | Deutschland | 978.8 | ||
02 | Norwegen | 975.2 | ||
03 | Österreich | 959.3 | ||
04 | Japan | 938.0 | ||
05 | Slowenien | 836.2 | ||
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国際スキー連盟(FIS)スキージャンプ・ワールドカップ女子リュブノ大会(スロベニア)は歴史的な結果をもって締めくくられた。史上初めて一つの国が上位3位に入り表彰台を独占した。ドイツのカタリーナ・アルトハウス、カリーナ・フォクト、スヴェニャ・ヴュルトの3人が1〜3位まで続いた。アルトハウスは92.5mと90m、計249.0ポイントでW杯初優勝を飾った。
夢心地のアルトハウス
アルトハウスは、「夢みたい。ワールドカップ(W杯)で優勝するというのは素晴らしい気分。更に素晴らしいのはチームメイトと表彰台を分かち合えたこと」と喜びを伝えた。
カリーナ・フォクトは91mと90mのジャンプで244.6ポイントを獲得した。ソチ五輪金メダリストのフォクトは、「これは本当によかった。このジャンプ台では、これまでいつも大きな問題を抱えていたけれど、皆さんの尽力でこのジャンプ台は以前よりもっと良くなった。今日は私達ドイツチームにとって夢のような一日になった」と話した。
ヴュルト、初表彰台達成
スヴェニャ・ヴュルトは92.5mと89m、計242.7ポイントで初めてのW杯表彰台入りを果たした。ヴュルトは、「信じられないぐらい。夏の時点では、まだ私は連盟のどのチームにも属していなかったから、一人でトレーニングをしなければだった。そして今、自分のキャリアの中で最高のシーズンになっている。今日がそのハイライトだった。とっても嬉しい」と喜んだ。
前日の勝者、マーレン・ルンドビー(ノルウェー)は88.5mと90.5mのジャンプで2.8点差で4位になり表彰台入りを逃した。ジャックリーン・ザイフリーツベルガーは90mと89.5m、239.2ポイントで、5位に入り、オーストリア勢のトップだった。
追い上げたクリネッチ
ザイフリーツベルガーは、地元スロベニアのエマ・クリネッチと同点の5位だった。クリネッチは沢山の熱狂的なファンが応援する中、1回目の10位から5位まで追い上げた。マヌエラ・マルシーナとエレナ・ルンガルディアが7位と10位に入り、イタリアチームに好成績を収めた。
オーストリアのダニエラ・イラシュコ=シュトルツとキャラ・ホルツルは8位と9位に続いた。
スロベニアのマヤ・ヴティッチは11位でトップ10入りを逃し、ラモーナ・シュトラウプ(独)が12位、アメリカ勢のトップだったニタ・イングルンドが13位に入った。スペラ・ロゲリ(スロベニア)とララ・マルシーナ(伊)がトップ15を締めくくった。
ユリア・キッカネンは16位に入り、10日後に行なわれる自国フィンランド、ラハティでの世界選手権を前に好調子を見せた。クセニア・カブルコヴァは20位でロシア勢のトップだった。
中国に初ポイント
リ・スェヤオは23位で、今季に入って初めてのW杯ポイントを中国チームに獲得することができた。フランスのルシル・モラとレア・ルマーレは24位と25位だった。ダニエラ・ハラランビーは30位に入りルーマニアにW杯ポイントをなんとか1点加算した。
高梨、総合優勝も目前
高梨沙羅は今回のリュブノ大会には参戦しなかったものの、総合優勝のタイトル保持のため、最高の道を進んでいる。今季、残すところあと3大会となった今、高梨は2位のマーレン・ルンドビーに256ポイントもの差をつけている。そのため高梨は、来週行なわれる平昌大会で早くも総合優勝の大クリスタルトロフィー獲得を確実なものにできるかもしれない。カタリーナ・アルトハウス(726ポイント)とダニエラ・イラシュコ=シュトルツ(717ポイント)は、現在総合3位の伊藤有希(928ポイント)の座を狙ってくるだろう。
※注)試合日程は現地時間です。