01 | Deutschland | 978.8 | ||
02 | Norwegen | 975.2 | ||
03 | Österreich | 959.3 | ||
04 | Japan | 938.0 | ||
05 | Slowenien | 836.2 | ||
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またしてもオーバーストドルフ(独)、またもラージヒル戦、またも難しい天候条件、そしてまたも全てにおいて突出した選手が他のライバル達を正攻法で打ちのめした。1月8日(日)に行われたワールドカップ(W杯)女子オーバーストドルフ第2戦で、高梨沙羅がW杯通算48勝目を挙げた。2位はスロベニアのエマ・クリネッチだった。高梨は2位に28.9点という圧倒的な差をつけての優勝だった。3位はロシアのイリーナ・アヴァクモヴァだったが、首位との差は39.3点差にも及んだ。
特に2本目のジャンプで高梨は自分の一番良い面を見せた。他の選手たちが降雪と難しい条件に苦戦を強いられている中で、高梨は外の条件に全く影響されることなく、今日の最長飛距離である129mのジャンプを決めた。「女子ジャンプでも、もっと沢山ラージヒルの試合ができたら、と願っている。ここ数年で女子ジャンプのレベルは格段に上がってきた。今年ラハティで行われる世界選手権にはっきりと照準を定めている。世界選手権のタイトルはまだ取れていないから」と、今日の勝利を決めた後に高梨は話した。
スロベニアのエマ・クリネッチ(18歳)は、前日の第1戦でも既に7位に入賞しているが、今日の2位は自己最高成績だった。
ファーストラウンドでは大雪が降り、いくつかの問題をもたらした。昨日の第1戦で高梨に続いて表彰台入りを果たした伊藤有希やアヴァクモヴァなどがジャンプした時も、難しい条件に当たってしまった。1本目ではアヴァクモヴァが11位、伊藤が12位でファイナルラウンドに進まなくてはならなかった。しかし2本目では、二人とも実力の程を見せた。アヴァクモヴァは3位(112.5mと124.5m、計223.7ポイント)まで追い上げた。伊藤有季はアヴァクモヴァにわずか0.1点足らず(108mと128m、計223.6ポイント)、最終的に4位に入った。
ダニエラ・イラシュコ=シュトルツ(オーストリア)が5位、マーレン・ルンドビー(ノルウェー)が6位だった。
ドイツ女子のトップだったのは7位のスヴェニャ・ヴュルトで、8位にソチ五輪金メダリストのカリーナ・フォクトが続いた。ドイツチームにとっては最上位への入賞は果たせなかったが、まずまずの成績だった。
オーストリアの2番手となったのは、怪我による欠場から復帰してどんどん調子を上げているキヤラ・ホルツルで、9位に入った。「第1ラウンドは確かに難しかった。でもクリスマス休暇に良いジャンプができていたし、精進の成果が出たのだと思う。手術の後は膝も順調で、もう少しで手術前にいた場所に戻れると思う」と、ホルツルは今日の試合を振り返った。
上位30人が進めるファイナルラウンドに、意外にもジャックリーン・ザイフリーツベルガー(オーストリア)とユリアーネ・サイファート(独)は進むことができなかった。
W杯女子個人総合成績では、現在560ポイントの高梨沙羅が引き続き独走している。2位は同じく日本の伊藤有希だ。
次の女子ワールドカップは、2週間連続で日本で開催される。ものすごい人気を博す高梨沙羅の母国で行われるということもあり、札幌(1月13〜15日)、蔵王(1月19〜21日)大会は、ワールドカップ女子ジャンプのハイライトの一つとなるだろう。
※注)試合日程は現地時間です。