01 | Deutschland | 978.8 | ||
02 | Norwegen | 975.2 | ||
03 | Österreich | 959.3 | ||
04 | Japan | 938.0 | ||
05 | Slowenien | 836.2 | ||
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ソチ五輪金メダル2冠のカミル・シュトッホ(ポーランド)は、12月11日(日)に行われたワールドカップ男子リレハンメル第2戦で通算16勝目となる勝利を挙げ鮮やかに返り咲いた。134mと130.5mのジャンプで289.9ポイントを獲得し優勝したシュトッホは、2015年1月のヴィリンゲン大会以来初めてのW杯優勝を遂げたことになる。
勝者にわずか0.6点差で2位になったのは、同じくポーランドのマチェイ・コット(129.5m・136m、計289.3ポイント)で、シュテファン・ホルンガッハー率いるポーランドチームに初のワンツーフィニッシュをもたらした。
3位にはドイツのマルクス・アイゼンビッヒラー(128.5m・135m、計286.2ポイント)が入賞し、コット同様ワールドカップ(W杯)で初の表彰台入りを果たした。
その日の出来で決まる
「この前優勝した時からずいぶん時間が経ってしまった。2本目のジャンプを終えた後も表彰台に上がれるとは思っていなくて、また4位か5位ぐらいかと思っていた」とは、勝利を決めた後のシュトッホの談だ。更に彼は、「僕達(シュトッホとコット)は昨日も既に今日と同じような高いレベルで飛んでいたけど、今のところトップ選手がひしめき合っていて、表彰台に上がれるがギリギリで上がれないかは、その日の出来によって決まるのだと思う」と話した。
既にこの夏のグランプリで強さを証明していたマチェイ・コットは、今日は2位入賞を決め、かなり満足そうだ。「今日は僕にとって、とても難しい試合で、特に1本目は難しかった。それでも表彰台入りを果たせてもちろん嬉しい。でも今シーズンはまだ始まったばかりだし、大変なことはまだまだこれから」と、マチェイ・コットはW杯自己最高成績を喜びつつ、話した。
25歳のアイゼンビッヒラーは、自己初の表彰台入りを果たしたことに少し驚いているようだが、専門家たちは先週末の成績を見て上位入賞はかなりの確率であり得ると考えていた。
「表彰台に立つのは素晴らしい気分。今日こんなにうまく行くとは思っていなかった。嬉しすぎて、本当のことだと理解するのに少し時間がかかりそう。今日の1本目はまだそんなに良くなかったけど、文句は言わないよ」と、アイゼンビッヒラーは試合後に話した。
ドイツチームは、他にアンドレアス・ヴェリンガーが10位、カール・ガイガーが14位、シュテファン・ライエが18位、リヒャルト・フライタークが23位、セヴェリン・フロインドが26位に入った。
クーサモ戦では優勝したセヴェリン・フロインドだが、今日は悪い風に当たり上位入賞は望むべくもなく、終わったこととして次に進むしかない。
1本目で追い風にやられたトップ選手
ファーストラウンドの最終組が出番になった時の天候条件は、極端に困難で変わりやすいものだった。ドーメン・プレウツ(スロベニア)、ダニエル=アンドレ・タンデ(ノルウェー)、シュテファン・クラフト(オーストリア)、セヴェリン・フロインド(ドイツ)にとって、最上位へのチャンスはほとんど無いに等しかった。
苦境のタンデ、本領発揮
ノルウェーのダニエル=アンドレ・タンデは、W杯総合成績で現在2位についているが、思い切り風の被害にあってしまった。好ジャンプだったのにも関わらず、1本目では23位にとどまった。しかし、22歳のタンデはファイナルラウンドで今の自分の本領を見せた。第2ラウンドで最高の141mのジャンプを決めて、最終的には23位から4位までジャンプアップを果たした。
「1本目の後すごく腹が立った。初めて2本良いジャンプができたと思ったら、風のせいでチャンスが無くなるなんて」、とタンデは話したが、ファイナルでスパージャンプを決めた後は今日の勝者の一人と感じられたかもしれない。
タンデ程では無いにしても、やはり追い風で1本目では21位にとどまったオーストリアのシュテファン・クラフトも強さを示した。2本目で素晴らしいジャンプを見せて、クラフトは8位まで追い上げることができた。
ハインツ・クッティン率いるオーストリアチームは、他にマヌエル・フェットナーが6位、ミヒャエル・ハイボックが11位に入り、まずまずの成績を収めた。
スイス、フィンランド、フランスはファイナルに進めず
リレハンメル第2試合はスイスチームにとって、かなり期待はずれの結果になってしまった。シモン・アマンが38位、キリアン・パイアーが49位、グレゴア・デシュヴァンデンは51位で、もちろん全然足りなかった。
ロニー・ホルンシュー率いるスイスチームは、次の週末に自国のエンゲルベルクで行われる大会で挽回しなくてはならない。
フランスのヴァンサン・デスコンブ=セボアも、ファーストラウンドの最終組が見舞われた難しい風の条件の犠牲者となった。せっかくW杯総合トップテンに入っていたのに、今日の43位という結果で総合ランク12位にまで落ちてしまった。
フィンランドチームは、ヤンネ・アホネンが既に予選で敗退となり、ヴィレ・ラリントは35位で、ファイナルに進める30位までに入れなかった。
ドーメンが総合首位、フロインドは4位に
今日の試合で6位だった17歳のドーメン・プレウツは、W杯総合成績で計360ポイントとなり、引き続き首位にとどまった。総合2位はダニエル=アンドレ・タンデ(308ポイント)、3位にマチェイ・コット(247ポイント)が上がって来て、セヴェリン・フロインド(233ポイント)が4位に下がった。
次のワールドカップ男子の試合は、12月17日(土)、18日(日)にスイスのエンゲルベルクで行われる予定だ。