01 | Deutschland | 978.8 | ||
02 | Norwegen | 975.2 | ||
03 | Österreich | 959.3 | ||
04 | Japan | 938.0 | ||
05 | Slowenien | 836.2 | ||
全リザルト » |
高梨沙羅が再び頂点に戻ってきた。ワールドカップ(W杯)女子の総合優勝を3回果たしている高梨だが、12月11日(日)に行われたニジニ・タギル第2戦、1本目では92.5mでまだ4位についていたものの、2本目で98.5mの素晴らしいジャンプを決め最終的に250.7ポイントを獲得して優勝した。ダニエラ・イラシュコ=シュトルツ(オーストリア)はファーストラウンドでは首位についていたが、95.5mと94.5mのジャンプで合計244.1ポイントとなり、2位だった。同じくオーストリアのジャックリーン・ザイフリーツベルガーが2本とも93.5mで揃え(237.0ポイント)3位に入った。
高梨は試合後に、「今日は本当に嬉しい。2本目のジャンプはすごく上手くいって、表彰台の一番上にまた立つことができ、とても良かった」と、インタビューに答えた。
オーストリア内の戦い
同じく二人のオーストリア選手も嬉しそうだ。「今日の試合は素晴らしかった。特に一本目はうまく決まったし、チームメートと一緒に表彰台に上がれるのは特別嬉しい」と、ダニエラ・イラシュコ=シュトルツは話した。
ジャックリーン・ザイフリーツベルガーも、「この週末の大会にとても満足している。昨日は天候条件がちょっとツイていなかった。新年に入ってもこの調子でできるようにしたい」と話した。
前日(12月10日)の第1戦で優勝したマーレン・ルンドビー(ノルウェー)は、2.1点差で表彰台入りを逃し、4位だった。
好調のロシア勢
ルンドビーの後に、イリーナ・アヴァクモヴァが225.5ポイントで5位に続き、自国の観客を前に強いロシアチームをリードした。チームメイトのアレクサンドラ・クストヴァは、ファーストラウンドでは25位にとどまっていたが、ファイナルラウンドではニジニ・タギルのほぼ完璧な天候条件を最大限に生かして95mまで伸ばし11位になった。アナスタシア・バラニコヴァが16位、ソフィア・チコノヴァが24位でそれぞれワールドカップ(W杯)ポイントを獲得した。
大健闘のモラ
フランスの15歳、ルシル・モラは6位でW杯自己最高成績を出した。5位との差はわずか0.1点だった。
エマ・クリネッチは7位で、またもスロベニアチームのトップだった。8位に日本の伊藤有希、9位にドイツチームのトップだったカタリーナ・アルトハウスが続いた。サラ・ヘンドリクソン(米)も10位でトップテンに入った。
12位は勢籐優花だった。マヤ・ヴティッチが13位、ニカ・クリツナーが17位、スペラ・ロゲリが23位に入り、スロベニアは好成績を締めくくった。
スヴェニャ・ヴュルト(独)は15位で満足のいく結果を出せたが、チームメイトのアンナ・ループレヒトにとっては今日の試合は痛いものになった。ループレヒトは2本目の着地後に転倒し膝を痛めた。ループレヒトは月曜(12月12日)にチームと一緒にドイツに帰り、ミュンヘンで検査を受けることになっている。
ペサトヴァ、膝に怪我
チェコのツデンカ・ペサトヴァも転倒し同じく膝に負傷したが、もっとひどかった様だ。ペサトヴァも日曜の夜には退院して、チェコチームと一緒に帰路につく予定だ。
ダニエラ・ハラランビー(ルーマニア)は、クリスマス前の最後の試合で18位に入り、好調さを裏付けた。マヌエラ・マルシーナは19位でイタリア勢のトップだった。20位にカナダのテイラー・ヘンリッチが続いた。ユリア・キッカネンは29位でW杯ポイントをフィンランドに加算した。
次のワールドカップ女子の大会は、2017年1月6日から8日の間、ドイツのオーバーストドルフで行われる予定だ。