01 | Tschofenig, D. | 274.8 | ||
02 | Hoerl, J. | 269.7 | ||
03 | Kraft, S. | 268.0 | ||
04 | Forfang, J. | 264.9 | ||
05 | Deschwanden, G. | 264.4 | ||
全リザルト » |
マーレン・ルンドビー(ノルウェー)が、12月10日(土)にロシアのニジニ・タギルでワールドカップ初優勝を果たした。22歳のルンドビーは1本目の6位から、見事な追い上げを見せ最終的に1位となった。91.5mと95.5mのジャンプで229.6ポイントを獲得し、ダニエラ・イラシュコ=シュトルツ(オーストリア)を2位、高梨沙羅を3位に抑えた。
ルンドビー、夢が現実に
ルンドビーは試合後に、「今日はとてもすごく嬉しいし、同時に少し緊張もしている。優勝は数年来の夢であり目標だった。ファーストラウンドの時点では優勝できるとは思っていなかった。でも2本目はとてもうまく決まった」と話した。
オーストリアのダニエラ・イラシュコ=シュトルツは、96mと92mのジャンプを出し、満足な様子だ。最終的に優勝には5.5点足らなかったことになる。「今のところとても良い感触。私のジャンプはどんどん良くなっているし、リレハンメル大会以来、膝の調子も思ったより良くなっている。でも次の大会まで少し間があくのを楽しみにしている」とはイラシュコ=シュトルツの談だ。
ヒルレコードを更新した高梨
高梨沙羅は、ファーストラウンドで102mのジャンプを決めて新ヒルレコードを樹立し、今シーズン3勝目に向かって順調に歩みを進めているように見えた。しかし、2本目では86mにとどまり、リードを失ってしまった。最終的に218.3ポイントで3位となった。
高梨は、「ヒルレコードとは知らなかったから、ファーストラウンドの後には驚いた。2本目のジャンプはあまりうまく行かなかった。明日はまたもっとうまくできるように頑張りたい」と話した。
同じく日本チームの伊藤有希は、リレハンメル大会では2試合とも2位だったが、今回は4位だった。伊藤は87.5mと88mのジャンプを見せた。
好調の日本とオーストリア
ジャックリーン・ザイフリーツベルガーは208.4ポイントで5位に入り、強豪オーストリア・日本の印象を強めた。
エマ・クリネッチは前日の公式練習での好成績をうまくつなげ、スロベニア勢トップの6位だった。フランスのコリーヌ・マテルは手堅い成績で7位に入った。
安定のドイツチーム
表彰台には数メートル足りなかったとしても、ドイツチームは良い方向に向かっている。カタリーナ・アルトハウスが8位、スヴェニャ・ヴュルトが11位、カリーナ・フォクトが12位、アンナ・ループレヒトが13位に入った。
開催国のロシアチームは、地元の観客の期待に十分には応えきれなかった。1本目でとても良いジャンプを決め4位についていたアナスタシア・バラニコヴァだが、2本目では19位にまで順位を落としてしまった。そのため、ロシア勢のトップだったのは9位に入ったイリーナ・アヴァクモヴァだった。
日本の勢籐優花がトップ10を締めくくった。
アメリカのサラ・ヘンドリクソンは、ニジニ・タギルのジャンプ台に苦戦しているようで14位だった。その後にスロベニアの3人、マヤ・ヴティッチ、ニカ・クリツナー、スペラ・ロゲリが15〜17位まで続いた。マヌエラ・マルシーナが21位でイタリアチームのトップ、22位がフランスのレア・ルマーレ、23位がルーマニアのダニエラ・ハラランビーだった。
ヘンリッチとキッカネンW杯ポイント獲得
テイラー・ヘンリッチは26位でカナダチームに、ユリア・キッカネンは27位でフィンランドチームにワールドカップポイントを加算することができた。
ニジニ・タギル第2試合は、12月11日(日)10:30(現地時間14:30、日本時間18:30)より予選、本戦が行われる予定となっている。
※注)基本的な表記時間は中央ヨーロッパ時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。