01 | Tschofenig, D. | 274.8 | ||
02 | Hoerl, J. | 269.7 | ||
03 | Kraft, S. | 268.0 | ||
04 | Forfang, J. | 264.9 | ||
05 | Deschwanden, G. | 264.4 | ||
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2016年夏も高梨沙羅がジャンプの王座に君臨している。他を全く寄せ付けず、ここチャイコフスキー(ロシア)でグランプリ大会15回目の優勝を飾った。同時にグランプリシリーズの総合優勝も決めた。2位にはノルウェーのマーレン・ルンドビィ、3位にはスロベニアのマヤ・ヴティッチが入った。
高梨はファーストラウンドですでに2位以下に7m差をつけていた。しかしノルウェーのマーレン・ルンドビィの追い上げによりファイナルラウンドのトップ争いは最後までわからなくなった。ルンドビィは99mと103m、250.1ポイント、最終的には6.8ポイントに差を縮めた。
ルンドビィは試合後に「夏中良いレベルでジャンプが出来ていたので、試合でもそれが出せてとても嬉しい。今日はトライアルとファイナルでは沙羅に勝てているので明日は優勝を狙っていきたい。」と打倒高梨への決意を表明した。
その高梨はというと、その目はすでに冬へ向けていて、特にラハティ(フィンランド)でのノルディック世界選手権大会に焦点を絞っている。「夏は自分にとってはそれほど重要ではなく、冬のシーズン、特に世界選手権大会が目標。」と試合後に話した。
3位入賞したマヤ・ヴティッチは、「トレーニングとトライアルでは全く駄目だったので、結果にはとても満足している。自分にとってはとても良い大会だった。明日も今日のようなジャンプが出来るようにしたい。」と話した。
優勝した高梨沙羅の他に、日本チームは5位に勢藤、8位に伊藤、岩渕が12位と圧倒的な強さを見せた。
開催国のイリナ・アヴァクモバは表彰台まであと5ポイントだったが、5位に入賞して組織委員会にとっては嬉しい結果となった。大会準備はすばらしく、大々的に開催されたこの大会はコーチや選手にも好評価を得ている。
高梨の優勝によって、2016年のグランプリシリーズ総合優勝争いには決着が付けられた。これによりこの日本選手は5回目のグランプリ総合優勝をものにしたことになり、またグランプリシリーズが開始してから、総合優勝したのは彼女だけということになる。
チャイコフスキー大会2戦目、グランプリファイナルは明日、日曜日現地時間18:00から開始予定。