01 | Tschofenig, D. | 274.8 | ||
02 | Hoerl, J. | 269.7 | ||
03 | Kraft, S. | 268.0 | ||
04 | Forfang, J. | 264.9 | ||
05 | Deschwanden, G. | 264.4 | ||
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グランプリ、チャイコフスキー大会の第1戦目、スロベニアのロベルト・クラニエッツが圧倒的な強さを見せ優勝した。前日のトレーニングでも好調さを見せていたクラニエッツは2位に入ったチームメイトのアンツェ・セメニッチに15.9ポイントの大差を付けて圧勝。ドイツのカール・ガイガーが3位入賞した。
141と145,5m (275,5 ポイント)の2本のベストジャンプでヒルレコードを更新した。クラニエッツにとってはここチャイコフスキーでの優勝で彼自身のキャリアの中で3回目のグランプリ制覇。実に2009年白馬大会以来の優勝となった。
「今日は2本とも素晴らしいジャンプが出来た。条件も良かったし、全てが上手くいった。ここはプラニッツァのラージヒルによく似ているので、飛びやすい。ここに来るまではあまり調子が良くなかった。白馬では自分のインランポジションに問題があったけれど、ここでは明らかに良くなっていたと思う。明日も勝てるように持てる全てを出すつもりだが、明日はまた新たな一日。他にも良いジャンプを見せている選手が何人かいるし、勝つのは簡単ではないと思う。」とクラニエッツは総評を述べた。
今日のサプライズはクラニエッツのチームメイトアンツェ・セメニッチだろう。23歳のこの選手にとっては137,5と136m、2位というのはグランプリ大会での彼のキャリアベスト。これまでに白馬とチャイコフスキーの2大会で4位がこれまでのベストだった。「今日の結果には自分でも驚いている。しかしトレーニングで自分がトップに限りなく近いことはわかっていたし、今日は全て上手くいった。プラニッツァでのトレーニングでどんどん良くなってきていることには気づいていたし、ここはプラニッツァによく似ている台、このプロフィールはとても気に入っている。明日もまた2本良いジャンプが出来ることを期待している。」とセメニッチは試合後に話した。
2位のセメニッチにわずか0.1ポイント差でカール・ガイガーは3位入賞。これまで白馬大会で2回4位入賞しているが、136,5と137mの2本で彼もまたグランプリでのキャリアベストの戦績となった。前日のトレーニングではあまり良くなかった彼だが、「昨日より今日の方が全然良かったのにはいくつかの理由があると思う。自分は試合のプレッシャーがある方が集中しやすい。それに昨日のジャンプをよく分析して、今日改善できていた。明日もやってみなければわからないが、今日と同じように良いジャンプが2本揃えば良いハイライトになると思う。」と話した。
竹内択はわずか0.5ポイント足りず、表彰台を逃してしまったが、白馬大会で強さを見せた日本チームをリードした。ヤカ・ヴァラは5位、ヘッドコーチのゴラン・ヤヌス不在のスロベニアチームだが圧倒的に強さを見せている。
チャイコフスキーでの2戦目は日曜日、現地時間14:00にスタートする。