01 | Deutschland | 978.8 | ||
02 | Norwegen | 975.2 | ||
03 | Österreich | 959.3 | ||
04 | Japan | 938.0 | ||
05 | Slowenien | 836.2 | ||
全リザルト » |
今シーズンのスキージャンプ・ワールドカップ(W杯)最終大会であるプラニツァ大会(スロベニア)で、引き続きスロベニア勢の活躍が続いている。ペーター・プレウツが新記録を立てた前日の個人戦1試合目に続き、18日(金)の第2戦ではロベルト・クラニエツが優勝し、既に総合優勝が決まっているプレウツが2位に続いてスロベニアがワンツートップを果たした。プラニツァ戦でスロベニアの選手が優勝するのは、2014年からこれで6試合連続となった。3位はノルウェーのヨハン=アンドレ・フォアファングだった。
今季2度目の優勝となったロベルト・クラニエツは、224.5mと236.0mの飛距離で447.6ポイントを獲得し際立った成績を収め、プレウツの肩に担がれてプラニツァの競技場を回り、大興奮の2万5千人のファンから祝福を一身に浴びた。クラニエツは今日はチームメイトを負かしたことについても満足そうだ。
「2本目のジャンプが、うまくいったかはっきりとは分からなかった。ペーター(プレウツ)は今季これまで凄い活躍をしてきたから、今日負かすことができて本当に嬉しい。今シーズンをスキーフライング・ワールドカップの総合2位で終わらせることができたらと思っている」と話した。
プレウツ、「もううちに帰ってもいい」
ファーストラウンドで218.0mだったペーター・プレウツは、その時点でまだ6位だったが、ファイナルラウンドで今日の最長飛距離である242.0mを飛んでライバルたちを驚かせ、合計440.5ポイントで2位になり、今季の個人戦28試合のうち21回目の表彰台獲得となった。これもまた新記録だ。
「これでスキーフライング・ワールドカップの優勝トロフィーももらえることになり、1シーズンの表彰台獲得数記録も更新することができた。こうなるともう家に帰ってもいいぐらいかもしれない」と、プレウツは試合後に話した。「土曜と日曜の試合に全実力を発揮するためには、少し落ち着かないと」
まだ満足しないフォアファング
17日(木)の第1戦で2位だったヨハン=アンドレ・フォアファングは、今日は223.5mと233.0mのジャンプで、2位のプレウツにわずか0.7点差で越され、すっかり満足の結果とはならなかった。
「昨日と同様に、今日の結果を嬉しく思う。でももっとうまく飛べるはず。今日のはまだ完璧ではなかった。それでも、ここでスロベニア勢をどうやって打ち負かせばいいのか全く分からない。彼らは、自国の観客を前にものすごく強い」と話した。
今シーズン最後から2番目の個人戦で、ミヒャエル・ハイボックは218.0mと233.5m、436.9ポイントで4位に入り、今回もオーストリア勢のトップだった。
信じられないほどのノルウェー
日曜には国別対抗の勝者として表彰されることになるノルウェーからは、ケネス・ガグネスが221.0mと223.5mで425.5ポイントの5位、ダニエル=アンドレ・タンデ(414.1ポイント)が8位、アンダース・ファンネメル(405.5ポイント)も10位で、トップ10に4人もの選手が入った。
それに対し昨季の総合勝者、セヴェリン・フロインドはプラニツァの巨大ジャンプ台に苦戦しているようで、合計417.5点で6位になり、またしても表彰台を逃した。
葛西紀明はW杯501試合目の今日、フロインドに2点差で7位だった。チームメイトの伊東大貴は413.2ポイントで9位に入賞し、日本は素晴らしいチーム成績を収めた。それには大健闘で13位となった竹内択も貢献した。
完璧な飛翔を待つテペシュ
ロマン・コウデルカ(チェコ)は11位、シュテファン・クラフト(オーストリア)は12位で、トップ10入りを辛くも逃した。ユーリ・テペシュは、5人の審査員が20点満点を出した去年のようなものすごいジャンプは引き出せず14位だった。アンダース・スティエルネンは15位でノルウェーの素晴らしい成績をきれいに締めくくった。
予選でトップだったマチェイ・コットはポーランド勢トップの17位、マッケンジー・ボイド=クローズ(カナダ)はスキーフライングがうまいという評判を裏付け、リヒャルト・フライターク(独)と五輪金メダリストのカミル・シュトッホ(ポーランド)を抑えての19位となった。
ヴァンサン=デスコンブ・セボアは29位でW杯ポイントをフランスチームに加算した。
次のタイトルも確定のプレウツ
ペーター・プレウツは、W杯個人総合得点新記録の2,203点で引き続き差を広げ、今季最後のタイトルであるスキーフライング・ワールドカップの小さいクリスタルトロフィー獲得も確実となった。セヴェリン・フロインドは、1,454点でW杯総合2位の座が確定した。
20日(日)に行われる今季最後の個人戦で、ケネス・ガグネス(1303点)とミヒャエル・ハイボック(1261点)が、残された3位表彰台をかけて戦うことになる。
3月19日(土)10:00(日本時間18:00)からは、今シーズン最後の団体戦がプラニツァで行われることになっている。
※注)基本的な表記時間は中央ヨーロッパ時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。