01 | Deutschland | 978.8 | ||
02 | Norwegen | 975.2 | ||
03 | Österreich | 959.3 | ||
04 | Japan | 938.0 | ||
05 | Slowenien | 836.2 | ||
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19日、ワールドカップ女子ラハティ大会(フィンランド)で高梨沙羅が優勝し、早くも今季の女子総合優勝が確実となった。19歳の高梨は96.5mと99.5mの飛距離で251.3ポイントを獲得し、マヤ・ヴティッチ(スロベニア)を2位、伊藤有希を3位に抑え、今季12勝目、そして3度目の総合優勝を決めた。
ワールドカップ(W杯)通算42勝目となる試合を負えて高梨は、「今日の自分のジャンプにとても満足しているし嬉しい。ここ数年を通して多くのことを学んできたし、特にこの夏の間によく準備することができた。それによってこの3度目の総合優勝が可能になったと思う」と話した。
引き続き好調のヴティッチ
マヤ・ヴティッチは94.0mと96.0mのジャンプで238.7ポイントをマークし、3試合連続の表彰台を果たして好調さを印象づけた。
ヴティッチは、「全てのジャンパーにとってすごく公平な素晴らしい試合になった。このジャンプ台がとても気に入ったし、今日のジャンプもとてもうまくいって本当に嬉しい。最近の成功は厳しい鍛錬の賜物。今それが酬われて、表彰台獲得を続けて祝えるというのは素晴らしいことだと思う。総じて北欧のジャンプ台が気に入っている。テイクオフの後の高さがとても高いのが好き。朝が早いのは問題ない。大事なのは試合ができたこと」と、話した。
伊藤、「世界選手権が楽しみ」
伊藤有希は93.5mと92.0m、計232.2ポイントで今季2度目の表彰台となった。
伊藤は、「昨日の公式練習がキャンセルになって結果的に私にとっては良かった。一つのジャンプ台で何度もやらない方が私の場合うまくいく気がする。今日の結果に満足しているし、来年ここで行われる世界選手権を楽しみにしている。試合がこれほど朝早くに行われても支障はなかった」と語った。
リュブノ戦の勝者であるダニエラ・イラシュコ=シュトルツ(オーストリア)は93.0mと91.5mで、伊藤にわずか0.6点足りず今回は4位に甘んじた。
同じくオーストリアのジャックリーン・ザイフリーツベルガーは、94.5mと91.0mの飛距離で226.4ポイントとなり健闘の5位入賞を果たした。
岩渕香里も225.6ポイントで6位に入り、通算3度目のトップ10入りを果たして、日本女子チームにとって素晴らしい成績となった。
強豪オーストリア女子
表彰台は逃したものの、オーストリア女子ジャンパー達もきっと満足の結果だろう。キャラ・ホルツルも222.9ポイントの7位でオーストリア3人目のトップテン入りとなった。
その6点差でノルウェーのマーレン・ルンドビーが8位を獲得し、イタリアのエレーナ・ルンガルディは216.2ポイントで9位に収まった。 世界選手権の女王、カリーナ・フォクトは208.7ポイントでドイツ勢トップの10位だった。
今回トップテン入りを辛くも逃したのはロシアのイリーナ・アヴァクモヴァで11位、アメリカのニタ・イングルンドは12位だった。
13位はスペラ・ロゲリ(スロベニア)、地元フィンランドのユリア・キッカネンは14位だった。タラ・グラフティー=モーツ(米)は今季自己最高の15位、エヴァ・ピンケルニッヒ(オーストリア)が16位、カタリーナ・アルトハウス(独)が17位に続いた。
自己最高のオプセス
ノルウェーのシリエ・オプセスは18位で自己最高成績を収め、チームメイトのリーネ・ヤールは1本目の30位からファイナルで21位まで追い上げた。
フランスチームでトップだったのは25位のコリーヌ・マッテルだった。
W杯女子総合成績では、アルマトイ大会(カザフスタン)とルシュノフ大会(ルーマニア)の4試合を残すばかりとなった今、高梨沙羅が1410ポイントで他の追随を許さず、2013年と2014年以来2季ぶり3度目の個人総合優勝のクリスタルトロフィーを確実なものとした。
昨季の総合勝者であるダニエラ・イラシュコ=シュトルツはタイトル防衛はならず、979点で総合2位についている。マヤ・ヴティッチは798点で3位の座を確保している。
まだ分からない国別対抗
国別成績では、引き続きオーストリアが2522ポイントで日本を抑え首位に立っている。ラハティ戦で高梨沙羅をはじめとする日本チームが好成績を収めたため、3位のスロベニア(2309点)との差を244点にまで広げることができた。
1週間後(2月27~28日)にはカザフスタンのアルマトイでW杯女子の試合が行われる予定となっている。