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世界選手権1位のノルウェーがザコパネ団体戦でも首位

作成: 23.01.2016 18:50 / sk
1
Norwegen
1122.4
2
Österreich
1089.5
3
Polen
1056.7

2016年スキーフライング世界選手権の王者になったノルウェーチームが、1月23日(土)に行われたワールドカップ・ザコパネ大会(ポーランド)団体戦でも圧勝した。
アンダース・ファンネメル、アンダース・スティエルネン、ダニエル=アンドレ・タンデ、ケネス・ガグネスのチーム編成で計1122.4ポイントを獲得し、ザコパネ戦で初めての団体戦優勝を決めた。2位はオーストリア、3位は予想以上に健闘したポーランドだった。

ノルウェーチームの中でも、特にケネス・ガグネスがまたも力量を見せ、2本目で今日の最長飛距離である138.0mの大ジャンプを出した。先週の世界選手権団体戦でチャンピオンとなった時にチームに選抜されたヨハン=アンドレ・フォアファングの代わりに、今回はアンダース・スティエルネンが起用された。スティエルネンは128.5mと137.5mを出し、期待に応えた。
スティエルネンは、「今日は完璧な条件でとても素晴らしい団体戦になった。ポーランドのファンは最高で、彼らに心からお礼を言いたい。今日は私たちのチーム全員が安定したジャンプを見せることができた。この試合に勝つためにはそれが必要不可欠だった」と、語った。


「オーストリアチームは良い仕事をした」
オーストリアは唯一、先週のスキーフライング世界選手権の団体戦と同じチーム編成で参戦した。
シュテファン・クラフト、マヌエル・ポッピンガー、マヌエル・フェットナー、ミヒャエル・ハイボックの4人で、ノルウェーに数メートル負け、合計1089.5ポイントで世界選手権(オーストリアは3位だった)のリベンジは果たせなかった。
マヌエル・フェットナーは記者会見で「オーストリアチームは今日、素晴らしい仕事をした。このチームに属することができてとても誇りに思う。今日は風も天気もちょうど良く、ジャンプ台も良く整備されていて、かなり良い試合だった。ザコパネでのジャンプはいつも素晴らしい」と話した。


今季最高成績のポーランド
ポーランドは、地元の観客を前に今シーズン最高成績を出した。アンジェイ・ステカラ、マチェイ・コット、シュテファン・フーラ、カミル・シュトッホの4人で1056.7ポイントをマークした。
マチェイ・コットが130.5mと131.0mを出し、3位入賞を叶える決定的な役割を果たした。カミル・シュトッホは134.5m、132.0mと揃えて、復調を印象づけた。
シュトッホは試合後に、「上質で綺麗な自分のジャンプが恋しかった。でもこの試合が、僕のキャリアの新たな一章の始まりとなってくれることを願っている。このような快ジャンプを見せられるように厳しい訓練をしたから、この試合は僕にとってとても難しかった。ファンのサポートは信じられない程でザコパネはいつも特別。そのおかげで力を沢山与えてもらった」と喜びを語った。


表彰台に届かなかったドイツ
ザコパネで団体戦3連覇を狙っていたドイツチームだが、セヴェリン・フロインドが怪我で欠場し、チャンスは無かった。
ドイツは、アンドレアス・ヴァンク、シュテファン・ライエ、アンドレアス・ヴェリンガー、リヒャルト・フライタークのチーム編成で、1042.2ポイントとなり、表彰台には明らかに足りなかった。

スロベニアチームは、ユーリ・テペシュの代わりにドメン・プレウツが起用され、128.0mと135.0mのジャンプで期待に応えた。しかし、ロベルト・クラニエツが2本とも120mを越せなかったため、アンツェ・ラニセクとペーター・プレウツの手堅いジャンプでもポイントが足りず、1039.3点で5位にとどまった。


チェコ、安定せず
チェコチームの中では、新人のチェストミール・コジセクが125.5mと128.5mのジャンプを見せ予想以上の働きをした。 しかし、ヤクブ・ヤンダが2度ともミスし、ロマン・コウデルカとヤン・マトゥラを含むチェコチームは6位で終わった。
スイスチームは、シモン・アマンの最後のジャンプで日本を迎撃し7位に届いた。
葛西紀明と伊東大貴が出なかった日本チームは8位に甘んじた。


ロシアはファイナル進出を辛くも逃した。カザフスタンには、予想通りファイナルラウンドへのチャンスはなかった。


ノルウェーがW杯団体成績首位
W杯チーム総合成績で、ノルウェーが2995ポイントをマークし首位についている。2位が2848ポイントのドイツ、3位は2332ポイントのスロベニアだ。

W杯ザコパネ戦は、明日1月23日(日)16:00(日本時間 翌0:00)から行われる個人戦で締めくくられる。

Kamil Stoch, Maciej Kot, Andrzej Stekala, Stefan Hula

 

全リザルト:W杯ザコパネ団体戦

Stefan Kraft, Manuel Fettner, Manuel Poppinger, Michael Hayböck

 

※注)基本的な表記時間は中央ヨーロッパ時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。

 

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