We use cookies to give you the best possible user experience and to integrate social media. プライバシーポリシー

W杯女子蔵王大会 再び高梨沙羅が優勝

作成: 22.01.2016 12:00 / sk

1月22日(金)、ワールドカップ女子蔵王大会第1戦が行われ、高梨沙羅が先週の札幌大会の連勝に続き優勝を飾った。強風のため1本のみの結果で勝敗が決まったが、19歳の高梨はヒルレコードの106.0mを出し143.4ポイントで、ダニエラ・イラシュコ=シュトルツ(オーストリア)を2位、マヤ・ヴティッチ(スロベニア)を3位に抑えた。

高梨は試合後に、「今日はジャンパー全員にとって、大変な試合になった。そんな中で良いジャンプを見せることができて嬉しい。明日(第2戦)も自分のベストを尽くしたい」と、語った。
ダニエラ・イラシュコ=シュトルツは、時として強い降雪とコロコロ変わる風に見舞われ中断されがちな試合で、94.5mの飛距離を出し、127.2ポイントを獲得して2位になった。
昨季のワールドカップ(W杯)女子個人総合勝者のイラシュコは、「今日やっときちんと日本に到着した感じ。私たちのチームは全体的に見て今日はあんまり運がついていなかった。長く待たされた後に良いジャンプを決めるのは難しい。寒くて、いつしか筋肉も感じなくなった。それでもこの結果を出せて嬉しい」と話した。


ヴティッチ、3度目の表彰台
マヤ・ヴティッチは96.0m、125.3ポイントのジャンプで3位に入り、自己3度目のW杯表彰台を挙げた。
スロベニアのヴティッチは、「他の人ほどは待たなくて良かったから、今日の私には運も味方してくれたのだと思う。この結果を出せてとても嬉しい」と語った。
エヴァ・ピンケルニッヒ(オーストリア)は、 102.0m、123.1ポイントで4位になり、わずかの差で表彰台を逃した。
イリーナ・アヴァクモヴァ(露)は、100.5m、116.1ポイントで、今シーズンの自己最高成績である5位に入賞した。

ドイツ勢トップだったのは、再びカタリーナ・アルトハウスで、115.7ポイントで6位だった。
伊藤有希は113.4ポイントで健闘の7位、そのわずか0.2ポイント差でユリア・キッカネン(フィンランド)が納得の8位に入った。
特にジャックリーン・ザイフリーツベルガー(オーストリア)は、天気に強く翻弄されてしまった。ザイフリーツベルガーは、合計7回もスタートバーから引き上げなくてはだった。それでも111.5ポイントを獲得し、9位に入った。
世界選手権の勝者カリーナ・フォクト(独)は111.3ポイントで、2時間程もかかった後にトップ10を締めくくった。


好調のドイツ、際立つオーストリア
ユリアーネ・サイファート(独)は11位で、優秀な団体成績となったドイツに貢献した。
しかしチームとして際立ったのは、またもオーストリアで、更にキャラ・ホツルツが12位に入り、合計4人もの選手がトップ15入った。
フランツ勢のトップだったのは19位のジュリア・クレア、続く20位はノルウェーから唯一本戦に出場したマーレン・ルンドビーだった。
エビー・ヒュージスとニタ・イングルンドは22位と28位でアメリカチームにW杯ポイントを加算することができた。
ダニエラ・ハラランビー(ルーマニア)が30位だった。

W杯女子蔵王大会は、1月23日(土)に予選の後、8:45(日本時間16:45)から行われる第2戦へと続く。

全リザルト

 

※注)基本的な表記時間は中央ヨーロッパ時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。

Maja Vtic und Eva Pinkelnig

 

統計

最長不倒
106.0m
Takanashi, Sara (JPN)
最短ジャンプ
70.0m
Pesatova, Zdenka (CZE)
平均飛距離
89.1m
K点越えジャンプ
24.4%
ネーション数
15
トップ10のネーション数
6
トップ30のベストネーション
5
Deutschland
Slowenien
Japan
Takanashi, Sara
17.01.16
Sapporo
Japan
17.01.16
Takanashi, Sara (JPN) Sapporo