01 | Deutschland | 1097.4 | ||
02 | Norwegen | 1075.1 | ||
03 | Österreich | 1065.9 | ||
04 | Slowenien | 1034.8 | ||
05 | Japan | 875.1 | ||
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オーストリアはヒンターツァーテンで開催されたグランプリファイナルでグレゴア・シュリーレンツァウアーが優勝した。
96mと89.5m、242.8ポイント、W杯最多優勝記録保持者はペーター・プレウィッツとケネス・ガングネスを圧倒した。グランプリ総合はすでにこの大会以前に日本の作山憲斗が優勝を決めていた。
「1本目はヒルレコードに手が届いたほど、全てが上手くいった。もちろんツキもあった。ゲートナンバー1からのスタートで完璧なジャンプをするのは簡単ではない。しかしラッキーなことに上手くいったし、テレマークも入った。それはとても気分がいい。小さな台では良いジャンプ力が必要で、それがあって初めて空中でのいい感覚がつかめる。本当のところ、最初からトップリザルトに届いて驚いている。トレーニングのときからいい感じなのはわかっていた。ここまでの自分がしてきたトレーニングには満足しているが、マテリアルに関してはまだ改善する余地があるので、最後のトレーニング期間を生かして冬にいい状態で臨むつもりだ。」
ペーター・プレウィッツは89mのジャンプを2本揃えて234.6ポイントをスコア。このスロベニア選手は、「この試合はみんなにとって難しい条件となった。風がきわめて強く、ツキが必要だった。自分のファーストラウンドのときは比較的安定した風だったが、テイクオフで小さなミスをしてしまった。そのミスが飛距離にしておそらく2mくらいになったと思う。ファイナルではヘッドウィンドでついていた。全体的に見れば公平な競技だったと思う。冬に関して言えば、昨年もこれ以上は多くは望めない戦績だったが、技術とパワーをあげることはもっと出来ると思う。」と話した。
ガングネス、「とても満足」
ガングネスは91mと86mの飛距離をマークして、231.3ポイント、3位でこの夏4回目の表彰台を祝うこととなった。このノルウェー選手は、「今日の試合にはもちろんとても満足している。目標はトップ10だったので、表彰台にのれたことは素晴らしい成功だと思う。どのジャンプ台を飛ぶかによって大きく左右されるが、このジャンプ台は簡単ではない。それでも楽しかった。大きい台、特にフライングヒルは自分の一番好きな台。次の大きな目標は今度の冬により良いジャンプをして、いい成績を出すこと。フライング世界選手権大会もひとつの大きな目標としている。」と語った。ドイツチームベスト、アンドレアス・ウェリンガーは92mと86m、230.5ポイントで惜しくも表彰台を逃して4位となった。W杯総合優勝だったセヴェリン・フロインドは1本目終了後2位につけていたが、2本目で順位を落とし、ウェチンガーに1.1ポイント差で5位に終わった。
作山、グランプリ圧勝!
グランプリ総合争いでは日本の作山憲斗が561点で、最終的に2位にケネス・ガングネス(402点)とヒンツェンバッハ大会に欠場したロベルト・クラニエッツ(349点)に圧倒的な点差を付けた。セヴェリン・フロインドは4戦しか参戦しなかったが4位、ダヴィッド・クバッキは5戦参戦(281点)で5位だった。ネーションズカップはドイツが1位、続いてポーランドと日本という結果だった。
W杯シーズンは、54日後の11月20日、ドイツのクリンゲンタルで開幕する。