01 | Deutschland | 1097.4 | ||
02 | Norwegen | 1075.1 | ||
03 | Österreich | 1065.9 | ||
04 | Slowenien | 1034.8 | ||
05 | Japan | 875.1 | ||
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8月30日(日)に行われた白馬大会第2戦で、作山憲斗がFISグランプリ初優勝を決めた。作山は日本・白馬のファンの前で既に8/29(土)の試合でも3位になっており、今回も130.5mと127.0mで265.2ポイントをマークし、同胞の竹内択を2位、チェコのヤクブ・ヤンダを3位に抑え優勝を飾った。
今日の勝者、作山は「昨日の試合では国際試合が自国日本で行われるということで少し緊張してしまった。でも今日は慣れて、力まずに挑むことができた。冬の間にかなりの経験を積むことができて、それがこの夏の良い結果につながっていると思う。次の冬シーズンも引き続き同じように高いレベルで飛べるようにしたい。2018年平昌冬季五輪でメダルを取ることを目標にしている。」と話した。
竹内は128.5mと127.0mのジャンプで、1位の作山に11.7点差ではあったが、この夏初の表彰台を祝った。
「久しぶりの国際試合への参加だった。新しいルールの導入で少し緊張したし、トレーニングの時のようにはうまく決められなかったが、北野建設のチームメイトである作山と1位2位独占という今日の結果を出せて素晴らしい。凄く良い経験になった。」
ヤンダは、1本目では125.5mを出して11位だったものの、 2本目の125.0mの後、計245.2ポイントとなり3位まで追い上げた。これにより、2年ぶりのグランプリ表彰台となった。
チェコのヤンダは「トレーニングと1本目では、まだ助走ポジションに問題があって、スピードが足りなかった。その点をコーチと分析して、今日は良くなった。一本目はテイクオフが少し遅れて、まだそれほど良くなかったけれど、2本目は今シーズン一番のジャンプになった。調子は良いし、今日は昨日より時速1km速くなった。10年前、僕はここで2回も優勝することができた。昨日は下から数えて3位、今日は上から3位になれた。今日の方がずっと良い。日本の試合ではいつも時差に悩まされる。昨日は全然眠れなかったし、今日も3時間しか寝られなかった。すごく眠い。次のチャイコフスキー(露)大会には参加せず、多分次はアルマトイ(カザフスタン)大会に参加することになると思う。」とインタビューに答えた。
メエッテー、惜しくも表彰台を逃す
それに対し、フィンランドのヤルコ・メエッテーは、初の表彰台を僅差で逃した。1本目では125.0mで2位についていたメエッテーだったが2本目は122.5mで、計244.4ポイントとなり4位に終わった。
ロベルト・クラニエッツ(スロベニア)は、8/29(土)の白馬第1試合で2位だったが、8/30(日)に行われた2戦目も121.0mと125.0m、計244.1ポイントで、健闘の5位だった。
クラニエッツに2点差で、シモン・アマン(スイス)が6位、チェコのルーカス・フラバ(計241.5ポイント)が7位をマークした。
前日の白馬第1戦の勝者、ミヒャエル・ノイマイアー(独)は、計239.3ポイントで8位についた。
ヤン・マトゥラ(チェコ、236.6ポイント)が9位、アンツェ・セメニツ(スロベニア、234.1ポイント)が10位だった。
トップ10入りを逃した葛西
白馬第1戦では8位だった葛西紀明は、第2戦の今日は惜しくもトップ10入りを逃し11位だった。12位は原田侑武、ラウリ・アシカイネン(フィンランド)が13位、デニス・コルニロフ(露)が14位、ネイツ・デツマン(スロベニア)が15位だった。
日本大会で満足いく結果を出せなかったのは、土曜の第1戦では28位にとどまったマルクス・アイゼンビッヒラー(独)で、第2戦では少なくとも16位まで順位を上げることができた。
韓国のチェ・ソは白馬大会2戦とも19位だった。
カナダのダスティー・コレックは29位、アメリカのケヴィン・ビックナーは30位で、初のグランプリ・ポイント計上を果たした。
作山が総合首位に
グランプリ総合成績では、作山憲斗が計346ポイントで、セヴェリン・フロンド(独、280ポイント)とダヴィド・クバツキー(ポーランド、249ポイント)を抑えて首位に躍り出た。
しかし、恐らくフロインドとクバツキーはこの夏の試合にもう参戦しないと思われるため、実質的には現在171ポイントで総合4位についているペーター・プレウツ(スロベニア)と、その15点差で5位のヤルコ・メエッテー(フィンランド)が追っ手となる。
次の試合は来週末(9/5~6)にロシアのチャイコフスキーで行われる予定となっている。