01 | Deutschland | 978.8 | ||
02 | Norwegen | 975.2 | ||
03 | Österreich | 959.3 | ||
04 | Japan | 938.0 | ||
05 | Slowenien | 836.2 | ||
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ワールドカップ男子ヴィケルスン大会スキーフライング第2戦が2月15日(日)に行われ、セヴェリン・フロインド(独)が優勝した。2位は開催国ノルウェーのアンダース・ファンネメルで、1本目で251.5mを出し記録を更に更新した。3位と4位にもホスト国のヨハン=アンドレ・タンデとルネ・ヴェルタがついた。
フロインドは2本のトップジャンプを見せ、237.5mとドイツの新記録となる245.0mまで伸ばし合計436.7ポイントで他を制した。試合後に彼は、「昨日、もっと遠くまで飛ぶにはどうしたら良いか考えた。そして最後には、全体的に少しずつやりすぎるぐらいにしなくてはなのではと思った。2本目は遠くに飛べるか、場外に着地するかだった。何とも言えない気分で、また全然違う次元だった。251mまで飛んだら着地ではどうやって立つのかが疑問。ここでの感動を持ち帰りたい。すんごい週末になった。ファールンの世界大会はまた全く違うけれど、それは毎週そうだから。」とインタビューに答えた。
「人生で最高のジャンプ」
ファンネメルは、2本目では202.0mにとどまり、優勝に42.7ポイント足りなかった。
新世界記録保持者となったファンネメルは、「250m以上飛ぶのは無理だと思っていたが、ヴァシリエフが254.0mまで飛んだのを見た。これは挑戦だった。飛距離を出すのに条件は完璧だったし、人生で最高のジャンプを示すことができた。」と喜びを表した。
ヨハン=アンドレ・タンデは214.0mと219.0m、計274.6ポイントだった。タンデは、「今日は良く飛べたと思う。昨日から良い感触だったし、今日は更にうまくやらなくては、と思っていた。記録を立てたファンネメルのジャンプは信じられないぐらいだった。」と話した。
葛西、自己最長記録更新
ルネ・ヴェルタは210.0mと200.5mのジャンプで、タンデに27.4点差で4位だった。
葛西紀明は、1回目で184.0mと伸びず、合計347.0ポイントで表彰台は逃したものの、ファイナルラウンドで自己最長飛距離240.5mを出した。
ミヒャエル・ノイマイアー(独)は203.0mと209.5m、計333.4ポイントで6位に入り、今季の自己最高成績を収めた。マヌエル・ポッピンガー(オーストリア)は7位で、世界選手権を目前にして、ワールドカップ(W杯)自己最高成績を出した。
マルクス・アイゼンビッヒラー(独)は1本目で216.5mを出し0.3点差で8位になった。ユーリ・テペシュ(スロベニア)は、2本目で快調の214.0mを見せ、計331.1ポイントで9位に入った。アンダース・スティエルネン(ノルウェー)は1回目に素晴らしい230.5mのスキーフライングを決め、計317.5ポイントで10位に入賞した。
日本の伊東大貴、栃本翔平は11位と13位につき、それぞれ200mラインも越すことができた。
12位についたネイツ・デツマン(スロベニア)、14位のマリヌス・クラウス(独)、15位のピオトル・ジーラ(ポーランド)も200mを越した。
プレウツ脱落、飛びすぎのヴァシリエフ
ペーター・プレウツ(スロベニア)は前日の第1戦で世界初の250m代を飛んだが、ファイナルで110.0mしか出せず16位に終わった。
既に予選でディミートリ・ヴァシリエフ(露)が息を飲むような254.0mを出したが、着地で立つことができなかった。
スロベニアの元スキーフライン世界チャンピオン、ロベルト・クラニエツは、200mには程遠かったものの、少なくとも26位で救われた。
オーストリアのシモン・グライダーラーは30位でW杯ポイントを加算したが、115.0mと126.0mしかだせず、このヴィケルスンの台がいかに選手を選ぶモンスターフライングヒルかを示した。
世界選手権が目前に
ノルウェーのスペクタクルの後、来週は世界選手権のメダルをかけた戦いとなる。
男子最初の試合は、2015年2月21日(土)にスウェーデン、ファールンのノーマルヒルで行われる予定となっている。