01 | Tschofenig, D. | 274.8 | ||
02 | Hoerl, J. | 269.7 | ||
03 | Kraft, S. | 268.0 | ||
04 | Forfang, J. | 264.9 | ||
05 | Deschwanden, G. | 264.4 | ||
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2/15(日)、ワールドカップ女子スロベニア・リュブノ大会第2戦が行われ、高梨沙羅とダニエラ・イラシュコ=シュトルツ(オーストリア)が同点で優勝した。二人はそれぞれ244.9ポイントを獲得し、サラ・ヘンドリクソン(米)を3位に抑えた。
同点優勝のため、ワールドカップ(W杯)女子個人総合優勝の結果は、オスロでの最終戦までお預けとなった。現在の首位のイラシュコ=シュトルツは89点先んじて臨むことになる。リュブノの0.1点でも多く取って一人勝ちしていれば、総合優勝のクリスタルトロフィーは既に彼女の手中に入っていたはずだった。
イラシュコ=シュトルツは、「今日は皆かなりの接戦で凄い試合だった。私のジャンプは試技の時から本当に良かった。このリュブノ大会では1位と2位になれて良い週末になった。世界選手権については私はとても楽観的。何の期待もせずにファールンに向かうし、そこの新しいジャンプ台もまだ知らない。私はとても調子が良いし、今シーズンかなり安定して飛んできた。とにかく楽しみにしているし最善を尽くすつもり。」と話した。
今日の試合では、イラシュコ=シュトルツは88.0mと87.5をマーク、高梨沙羅は88.5mと89.5mだった。
高梨は「もっと良くなる」
高梨は、「今日もまた自分の出した結果に驚いている。ダニエラのジャンプの後、彼女が首位に立ったのを見て、私は2位かな、と思った。数秒してから同点だったということを認識した。私のジャンプ、成績、そして私の気持ちの面もどんどん良くなっている。ファールンでの自分のジャンプには満足できるようにしたいと思っている。」とインタビューに答えた。
サラ・ヘンドリクソンは、既に前日の第1戦でも3位に入ったが、89.0mと88.0mのジャンプで、勝者にわずか1.1点の差だった。「2試合連続で表彰台に立つことができてとても嬉しい。沙羅とダニエラに1.1ポイントしか違わなかった。それは私にものすごく強い自信を与えてくれる。私のジャンプは、技術的にまだ完璧じゃなかった。自分がもっと良く飛べるということが分かって嬉しい。この大会の結果に本当に満足しているし、ファールンに行くのを楽しみにしている。この(怪我での欠場を経て復帰した)2年は本当に難しかったし、今週末まで私は具体的な期待を持っていなかった。今は、もちろん世界選手権で良い成績を出せるようにと思っているが、そのためには集中しなくてはいけないことも分かっている。楽しく、リラックスして、そして自信をもって試合に臨めるようにと思っている。」と語った。
惜しくも表彰台を逃したロゲリ
ホスト国スロベニアとしては表彰台を期待していたが、スペラ・ロゲリは85.0mと88.5m、計242.7ポイントで4位になり、惜しくも届かなかった。
ドイツのユリアーネ・サイファートは85.0mと89.0m、計237.3ポイントで5位に入り、自己最高成績となった。
伊藤有希は233.6ポイントで6位、僅差の231.4ポイントでマヤ・ヴティチ(スロベニア)が7位に続いた。リーネ・ヤール(ノルウェー) が230.9ポイントで8位、そのわずか0.2点後にエヴァ・ポンケルニッヒ(オーストリア)が9位に続いた。世界選手権を目前に控え、ニタ・イングルンド(米)は228.6ポイントで10位に入った。
クレアとチコノヴァ好調
ジュリア・クレア(仏)が12位、ソフィア・チコノヴァ(露)は13位で好調を喜び、ジャックリーン・ザイフリーツベルガー(オーストリア)は14位で満足行く結果にはならなかった。
マーレン・ルンドビー(ノルウェー)は15位、スロベニアのエヴァ・ロガーとカティア・ポズンももう少し上位を狙っていたものの18位と19位に終わった。
最終戦はオスロ
W杯女子総合優勝は、上位30人の選手で行われる最終戦で、ダニエラ・イラシュコ=シュトルツか高梨沙羅のどちらかになるかが決まる。
イラシュコ=シュトルツが総合優勝のタイトルを高梨から奪うのには19位までに入れば良い。
カリーナ・フォクト(独、622ポイント)対スペラ・ロゲリ(スロベニア、549ポイント)の3位をめぐる戦いも目がはなせない。
女子国別対抗では、オーストリアが400ポイントで日本を抑え首位についている。
今回のリュブノ大会の結果から、オスロ戦に臨む世界上位30位の女子ジャンパーの中に入ることができたのは、タラ・ジェラフティー=モーツ(米)で、ジャニナ・エルンスト(独)に1点差だった。
女子W杯最終戦は3月13日に行われる予定だ。