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ティティゼー第2戦 ファンネメルが優勝、フロインドは失格

作成: 08.02.2015 19:26 / sk

2月8日(日)に行われたワールドカップ男子ティティゼー=ノイシュタット大会(独)第2戦で、アンダース・ファンネメル(ノルウェー)が優勝し、W杯2勝目を飾った。セヴェリン・フロインド(独)の失格も有利に働いた。フロインドは本当は1回目でダントツの首位に立っていたが、スキーが規程より長すぎたため失格となった。
2位は素晴らしい追い込みをかけ浮上したカミル・シュトッホ(ポーランド)、3位はロマン・コウデルカ(チェコ)だった。

ファンネメルは、135.5mと今日の最長飛距離143.5mのジャンプで、世界選手権前の最後のラージヒル戦で最高のコンディションを見せた。合計285.2ポイントで、2位のシュトッホに10.4点差をつけた。
ファンネメルは試合後に、「昨日の試合では、いくつか問題があって、このジャンプ台に馴染めなかった。今日は自分のリズムをつかむことができた。僕達は次のヴィケルスン戦(ノルウェー)にチーム全体で臨んで、大ジャンプをいくつか見せられたらと思っている。ファールンの世界選手権でも僕達のチームの強さを見せたい。」とインタビューに答えた。


猛攻のシュトッホ
カミル・シュトッホは1回目では130.0mで10位についていたが、ファイナルの137.5mで2位にまで追い上げ、今シーズン4度目の表彰台を達成した。
シュトッホは、「ここ、ティティゼーが気に入っている。ジャンプ台の相性が良いからかもしれないし、ポーランドのファンの人達が沢山来てくれる応援席の雰囲気が良いからかもしれない。去年もここでとても良い結果が出せた。今週末の大会は僕にとって総合的に良い結果となった。今日の成績も嬉しい。僕の次の目標は世界選手権。少し休んで、トレーニングして、ポーランドチームにとって良い試合になるように頑張りたい。」と抱負を語った。
ロマン・コウデルカは131.5mと140.5mで、合計273.3ポイントで3位となり、「とても満足している。僕の1本目はあまり良くなかったが、2本目はずっと良くなって、表彰台に上がることができて本当に嬉しい。それは僕にとってとても大切なこと。次のヴィケルスン戦には参戦せずに、僕は自国でトレーニングすることになっている。ファールンでは良いコンディションで臨みたい。」と話した。


失格のフロインド
セヴェリン・フロインドは失格について、「僕は長すぎるスキー板を新しくおろしたわけではない。今シーズンずっと使っているのと同じものだった。ただ僕が100グラム軽すぎた、というだけ。悔しいけれど、はっきりとした厳しい規則があるのは良いことだと思う。」と語った。

伊東大貴は135.5mと134.0mのジャンプで、表彰台にわずか0.5点足らず4位だった。今季ジャンプ週間の覇者、シュテファン・クラフト(オーストリア)は1回目133.5mで2位だったものの、ファイナルで132.0m、計271.9ポイントで5位になった。

ルネ・ヴェルタ(ノルウェー)が270.4ポイントで6位、ペーター・プレウツ(スロベニア)は269.8ポイントで7位だった。


フライターク挽回
リヒャルト・フライターク(独)は、前日(2/7)の試合でファイナル出場を逃したが、今日は266.1ポイントで8位に入賞した。
その0.5点差でミヒャエル・ハイボック(オーストリア)が9位、そのまた0.1点差で同チームのグレゴア・シュリレンツァウアーが10位に続いた。
日本の葛西紀明が11位、竹内択が14位、その間の12位にアンダース・ヤコブセン(ノルウェー)、13位にミヒャエル・ノイマイアー(独)が入った。
マルクス・アイゼンビッヒラーも15位で、ドイツチームにとっては総じて良い結果となった。


ファイナル出場を逃したテペシュ
スロベニアチームは、イェルネイ・ダムヤンが16位で引き続き安定性を見せたのに対し、ユーリ・テペシュは36位で意外にもファイナル進出を逃した。 同じ運命に見舞われたのは、スロベニアのネイツ・デツマンとロベルト・クラニエツ、オーストリアのトーマス・ディートハルトだった。
一方、昨日の第1戦でファイナル出場を逃したグレゴア・デシュヴァンデン(スイス)が20位、ディミートリ・ヴァシリエフ(露)が24位で、今回はW杯ポイントを加算することができた。


W杯男子個人総合成績では、シュテファン・クラフトが計1208ポイントでペーター・プレウツに58点差をつけて引き続き首位に立っている。ロマン・コウデルカが1021ポイントで3位に浮上し、その8点差でセヴェリン・フロインドが4位に続いている。
ミヒャエル・ハイボックは944ポイントで5位についている。


来週末(2/14~15)は、ノルウェー、ヴィケルスンでスキーフライング大会が行われ、2週間後には世界選手権男子の最初の結果が出ることになる。

 

リザルト:ティティゼー=ノイシュタット第2戦

 

統計

最長不倒
143.5m
Fannemel, Anders (NOR)
最短ジャンプ
105.0m
Matura, Jan (CZE)
平均飛距離
125.4m
K点越えジャンプ
64.1%
ネーション数
12
トップ10のネーション数
7
トップ30のベストネーション
5
Österreich
Norwegen
Japan
Fannemel, Anders
13.12.14
Nizhny Tagil
Norwegen
01.01.15
Jacobsen, Anders (NOR) Garmisch-Partenkirchen