01 | Paschke, P. | 290.4 | ||
02 | Hayboeck, M. | 290.0 | ||
03 | Sundal, K. | 284.7 | ||
04 | Lanisek, A. | 284.3 | ||
05 | Hoerl, J. | 277.9 | ||
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国際スキー連盟(FIS)スキージャンプ・ワールドカップ男子ティティゼー=ノイシュタット大会(ドイツ)で12月13日(金)にスーパーチーム戦が開催され、ピウス・パシュケとアンドレアス・ヴェリンガーの二人で臨んだドイツチームが優勝した。
「スーパーチーム戦」では各国から2名ずつが出場する試合形態で、ティティゼー=ノイシュタットのラージヒル(ヒルサイズ142m)にて行われた今日の試合ではドイツの「スーパーチーム」が、オーストリア(ヤン・ホアルとダニエル・チョフェーニック)とノルウェー(クリストファー=エリクセン・スンダルとハルヴォア=エグナー・グラネルード)を2位・3位に抑えて堂々の勝利を飾った。
13チームが参戦し、それぞれ3ラウンドが行われた。つまり各選手が3本、チームでは計6本のジャンプをもって競われた。
スーパーチーム戦のフォーマットは、2026年にミラノ・コルティナで開催される次の冬季五輪でも新たな種目として追加されることになっている。
理想的な天候条件のもとで行われた今日の試合で、今季絶好調のドイツチームがまたも好成績を収めた。
現在ワールドカップ(W杯)総合首位のピウス・パシュケは新シーズンに入ってからすでに個人戦3勝を挙げているが(リレハンメル戦、ルカ戦、ヴィスワ戦で勝利)、今日も圧倒的なパフォーマンスを見せた。
パシュケは、「この大会で最初からこんなにうまくいくとは思っていなかった。ここのジャンプ台がとても好き。この古めかしい形状が気に入っている。今日の試合は自分たちにとって本当にうまくいった。アンドレアス・ヴェリンガーも素晴らしかった。彼は先週の大会に比べると今回は最初の一本からずっと良くなっていた。それが僕らチームに自信を与えてくれた」と試合後のインタビューに答えた。
ドイツチームは最終的に合計873.3ポイントをマークして、強豪オーストリア(850ポイント)に差をつけての勝利を決めた。
オーストリアチームは、公式練習でヤン・ホアルとダニエル・チョフェーニックが好パフォーマンスを見せたため、W杯総合優勝経験のあるシュテファン・クラフトが参戦できないという贅沢な問題を抱えていた。
ヤン・ホアルは、「今日のドイツ勢は本当に何も取りこぼさなかった。ミスもなにもなく、6本全部が良いジャンプだった。でも僕たちもかなりうまく飛べたし、今日の2位にとても満足している。明日と明後日も今日と同じような良いパフォーマンスを見せられたら嬉しい」と話した。
ノルウェーチームはオーストリアに21点差の829ポイントで3位となった。ノルウェー勢、特にハルヴォア=エグナー・グラネルードはどんどん調子を上げている。
今シーズンが開幕して以来好調なスンダルは、今日も好成績を収めた。
スンダルは、「ここのジャンプ台が好き。助走路の氷の感じと高いフライトカーブが気に入っている。今日の試合の最後の方で出てきた霧は霧とも言えないぐらいのものだった。本当の霧はオスロのホルメンコーレン・ジャンプ台で出るようなやつだよ」と、ニンマリ笑って説明した。
スイスチームは大健闘の4位となった。今シーズンかなりの好調さを見せているグレゴア・デシュヴァンデンが今日も素晴らしいパフォーマンスを見せた。しかし今日はキリアン・パイアーも予想以上の活躍を見せてチームの好成績に貢献した。
日本チームからは小林陵侑と二階堂蓮が参戦して5位となった。
6位はポーランド、7位はスロベニアだった。
アメリカチームからは若手のエリック・ベルショーとテート・フランツが出場して8位となった。
ティティゼー=ノイシュタット大会では、12月14日(土)と15日(日)に個人戦が1試合ずつ予定されてる。開始時間は2日とも16:00(日本時間 翌0:00)からとなっている。
※注)基本的な表記時間は中央欧州時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。