01 | Deutschland | 978.8 | ||
02 | Norwegen | 975.2 | ||
03 | Österreich | 959.3 | ||
04 | Japan | 938.0 | ||
05 | Slowenien | 836.2 | ||
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ワールドカップ・トロンハイム大会(ノルウェー)で3月13日(水)に男子ラージヒル個人戦が行われ、オーストリアが圧倒的な強さを見せつけた。
新装のトロンハイム・ラージヒル(ヒルサイズ138m)で初めて開催されたワールドカップで、シュテファン・クラフト、ダニエル・チョフェーニック、ヤン・ホアル、そしてダニエル・フーバーの4人のオーストリア勢が4位までの上位を独占した。
そして5位のペーター・プレウツ(スロベニア)を挟んで、6位にもオーストリアのミヒャエル・ハイボックが入った。
オーストリアが上位4位までを独占したのは、1980年のサンダーベイ大会(アメリカ)以来となる。
歴史的な快挙を遂げて、オーストリアチームは大興奮だった。
ヘッドコーチのアンドレアス・ヴィドホルツルは、「僕たちにとって、ものすごいこと。自分でもこの結果に驚いているし、正直なところ言葉を失っている。この成績を見れば、夏季の訓練が正しかったことが分かるし、今シーズン終了まで余裕を持って好パフォーマンスを出せると思う。今シーズンは本当に長かったが、選手たちはまだ元気。ここトロンハイムのジャンプ台と僕らの相性が良いのが分かったけど、もちろん(2025年の)ノルディックスキー世界選手権までの道のりはまだ長い」と、説明した。
W杯総合Vに近づくクラフト
シュテファン・クラフトにとってはワールドカップ(W杯)通算42勝目、今季では12勝目となった。
現時点でクラフトは、W杯総合得点で2位の小林陵侑に303ポイント差で首位につけている。
小林陵侑は前日のトロンハイム・ノーマルヒル戦では優勝したが、今日のラージヒル戦では14位に甘んじた。
今季あと4試合を残すところとなった今、論理上では次の土曜(3/16)のヴィケルスン・スキーフライング戦でクラフトのW杯総合優勝が確定する可能性もある。
クラフト RAW AIR総合首位
RAW AIRノルウェーツアーの総合得点でもクラフトが首位につけている。2位のヤン・ホアル(同じくオーストリア)との差は26点だ。
3位にはノルウェーのヨハン=アンドレ・フォアファングが続いている(クラフトとの差は46.9点)。フォアファングは今日の2本目で転倒し8位となったが、怪我はなかったようだ。
1年後の世界選手権のゲネプロとも言える今日のハイレベルな試合で、オーストリア勢以外では、スイスのグレゴア・デシュヴァンデンが7位、ノルウェーのベンヤミン・オストヴォルトが12位、ドイツのフィリップ・ライムンドが13位となり納得の成績を収めた。
14位には小林陵侑と、ポーランドチームの今日のトップダヴィド・クバツキが同点で並んだ。
日本勢は他に、二階堂蓮が20位、小林潤志郎が23位に入った。葛西紀明は39位、佐藤慧一は45位だった。
全リザルト
W杯男子は早くも15日(金)にヴィケルスンのフライングヒルに舞台を移し、予選(RAW AIR総合に得点が加算される)が開催される。
そして16日(土)と17日(日)には、世界最大のスキーフライングヒル(ヒルレコード253.5m)にてフライング戦が行われる予定だ。
※注)基本的な表記時間は中央欧州時間で、日本からの時差は-8時間です。