01 | Paschke, P. | 317.1 | ||
02 | Tschofenig, D. | 309.2 | ||
03 | Ortner, M. | 307.1 | ||
04 | Kraft, S. | 306.0 | ||
05 | Hoerl, J. | 300.9 | ||
全リザルト » |
2023/24シーズンのジャンプ週間総合王者は、日本の小林陵侑に決まった。
全4試合の総合で競われる伝統のジャンプ週間で、1月6日(土)にビショフスホーフェン(オーストリア)で最終戦が開催され、これまでの3試合連続で2位だった小林が今回も2位となり、総合優勝を遂げた。唯一のライバルと見られていたアンドレアス・ヴェリンガー(ドイツ)は、最後は小林に歴然とした差をつけられた。
6日(土)のビショフスホーフェン戦で優勝したのは、地元オーストリアのシュテファン・クラフト、3位はスロベニアのアンツェ・ラニセクだった。
27歳の小林陵侑は、既に2019年と2022年にジャンプ週間総合優勝を飾っており、今回3度目の快挙となった。
小林は試合後のインタビューで、「やろうと思ったことをとてもうまく実現できた。今日の僕のパフォーマンスは本当にうまくいった。今夜はチームのみんなと少しお祝いすると思う」と話した。
ジャンプ週間で1勝もせずに総合優勝を決めたのは1999年のヤンネ・アホネン (フィンランド) 以来、25年ぶりの珍しい快挙だった。
今季のジャンプ週間で唯一最後まで総合優勝争いに残っていたのはドイツのアンドレアス・ヴェリンガーだったが、ビショフスホーフェン戦では5位となり、小林には20点以上もの差をつけられた。最終的にその差は歴然で、優勝は小林陵侑となった。
ヴェリンガーのコメント
「ちよっと複雑な気分。基本的には、ジャンプ週間での僕のパフォーマンスは誇りを持ってよいものだと思う。最初のオーバーストドルフ戦では (優勝して) 素晴らしい幕開けになったし、2戦目のガルミッンュでも好成績をうまくっなげることができ3位につけた。不思議なことに、過去得意としていたジャンプ台では今回うまくいかなかった。
なぜ今これほど苦しいかと言うと、昨日 (予選) に比べると確実に一歩前進できたから。言い訳ではないけど、1回目ではちょうど雪がひどくなった時に当たってしまい、普段ほどのスピードが出せなくて、助走の感触が良くなかった。そういう感じだとエネルギー不足になってしまう。でも陵侑のジャンプはとても良かったから、今日はどちらにしても負けていたと思う。それでもちよっと腹が立つ。結局は、陵侑がものすごく良いジャンパーということ、そして最上のジャンプを収めたということを、嫉妬でもなく認めないといけない」
日本チームからはビショフスホーフェン戦で小林陵侑の他に、二階堂蓮が13位に入り、小林潤志郎は37位、竹内択は44位だった。
ジャンプ週間総合では、3位のシュテファン・クラフト以外にもオーストリアからヤン・ホアルが4位、ミヒャエル・ハイボックが6位となり好成績を収めた。
その間の5位には、スロベニアのアンツェ・ラニセクが入った。
ワールドカップ総合では、シュテファンィクラフトが909点で首位、2位はアンドレアスィヴェリンガー (697点)、3位に小林陵侑(591点) が続いている。
ジャンプ男子のワールドカップは、来週末から始まるポーランドツアーへと続く。
ポーランドツアーは、来週末のヴィスワ戦の後、シュチルク、ザコパネに会場を移して開催される予定だ。
※注)基本的な表記時間は中央欧州時間で、日本からの時差は−8時間です。