01 | Tschofenig, D. | 274.8 | ||
02 | Hoerl, J. | 269.7 | ||
03 | Kraft, S. | 268.0 | ||
04 | Forfang, J. | 264.9 | ||
05 | Deschwanden, G. | 264.4 | ||
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3月24日(金)、ワールドカップ女子2022/23シーズンの最後の試合となるラハティ大会(フィンランド)個人戦が行われ、日本の伊藤有希が優勝した。ヒルサイズ130mのラハティ・ジャンプ台で伊藤は、ノルウェーのアンナ=オディーヌ・ストロームを2位に、ドイツのカタリーナ・アルトハウスを3位に抑え、有終の美を飾った。ワールドカップ総合優勝が既に確定していたエヴァ・ピンケルニッヒ(オーストリア)は4位だった。
降りしきる雨の中をものともせず、試合後のラハティの会場では笑顔しか見られなかった。
伊藤有希は2月のヴィリンゲン大会でも優勝しており、今回で今シーズン2勝目、ワールドカップ(W杯)通算7勝目の勝利となった。この成績で伊藤は6年越しのスランプに終止符を打った。
アンナ=オディーヌ・ストローム(ノルウェー)は今日2位入賞を果たし、W杯総合3位にもほとんど手が届きそうだった。ストロームは追い上げを見せたものの、先週RAW AIRノルウェートーナメントで女子スキーフライングの新記録(226m)を立てたエマ・クリネッチ(スロベニア、今日は10位)との総合3位闘いにわずか3点差で敗れた。
ドイツのカタリーナ・アルトハウスは、今日のラハティ戦で3位となり、W杯総合では2位入賞を遂げて喜んだ。総合2位と、世界選手権プラニツァ大会で金メダル3冠を達成したアルトハウスにとっては素晴らしいシーズンとなった。
W杯総合優勝の大クリスタルトロフィーは、今日4位だったエヴァ・ピンケルニッヒ(オーストリア)が受賞した。
現在34歳のピンケルニッヒは、スキージャンプを始めたのは24歳からと遅いデビューだったが、今季総合優勝を果たして華々しいキャリアとなった。
ピンケルニッヒは、「ものすごく嬉しい。夏の時点ではまだまだダメで、表彰台がとても遠かった。それなのに冬季は18回も表彰台入りでき、6勝を挙げられて信じられない!」と、感動を伝えた。
今日の日本チームは、優勝の伊藤有希の他に、高梨沙羅が11位、丸山希が13位、勢籐優花が22位に入った。
2022/23シーズンの総合成績では、伊藤有希が8位、高梨沙羅が10位、丸山希が12位、勢籐優花が17位、宮嶋林湖が35位となった。
国別成績では日本女子は5位だった。
オーストリア・ヘッドコーチ退任の表明
オーストリアのヘッドコーチ、ハリー・ロドラウアーは試合後に退任の意向を表明して周囲を驚かせた。
56歳のロドラウアーは、「エヴァ(ピンケルニッヒ)の勝利と、選手達が見せた今季のパフォーマンスにおめでとうと言いたい。並外れた成績で、このチームを本当に誇りに思う」と喜び、最後に「 全てのことに感謝している。私はこれで辞めようと思う」と、発表した。
ロドラウアー率いるオーストリア女子チームは、ネーションズカップ(国別総合)でも優勝した。ロドラウアーの後、誰がオーストリアチームのヘッドコーチに就任するかは、まだ未定だ。
リザルト:W杯女子ラハティ個人戦(2022/23最終戦)
リザルト:2022/23シーズン W杯女子 総合成績
リザルト:2022/23シーズン 女子ネーションズカップ
※注)基本的な表記時間は中央欧州時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。