01 | Deutschland | 978.8 | ||
02 | Norwegen | 975.2 | ||
03 | Österreich | 959.3 | ||
04 | Japan | 938.0 | ||
05 | Slowenien | 836.2 | ||
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RAW AIRノルウェートーナメントを締めくくるワールドカップ男子ヴィケルスン・スキーフライング第2戦が3月19日(日)に行われ、オーストリアのシュテファン・クラフトが優勝した。29歳のクラフトはヴィケルスンの巨大フライングヒル(ヒルサイズ240m)では初優勝、ワールドカップ通算29勝目を挙げた。2位はハウヴォル=エグナー・グランルード(ノルウェー)、3位はスロベニアのアンツェ・ラニセクだった。
2023年RAW AIRノルウェートーナメントの最終戦は、シュテファン・クラフトとハウヴォル=エグナー・グランルードの一騎打ちだった。二人ともまた圧倒的なパフォーマンスを見せ、最後は二人が勝者となり祝うことができた。
クラフトは見事な大飛翔で今日の試合の勝利をつかみ、グランルードはRAW AIR総合優勝(賞金5万ユーロ)と早くもワールドカップ(W杯)総合優勝を決めた。
W杯総合優勝については、唯一勝算があった総合2位のダヴィド・クバツキ(ポーランド)が個人的な事情により今日の参戦を見合わせたため、試合が始まる前に既に確定していた。
グランルードは、「信じられないような気分。一度は肉薄しつつも果たせなかったのが、今回やっとノルウェーツアーでノルウェー人の勝者を出すことができて素晴らしい気分。こんなに難しいトーナメントで優勝できたのはすごい。
シュテファン(クラフト)はここヴィケルスンでものすごく強かったから、厳しい闘いだった。彼は信じられないぐらい遠くまで飛んで、僕はなんとか抑えるのに成功しただけ。シュテファンはものすごいパフォーマンスを見せた。あんなに何回も飛距離を伸ばせるなんて、クレイジーなやつに違いない。優勝した自分をとても誇りに思う」と語った。
シュテファン・クラフトは前日の大転倒をものともせず、今日も246.5mと235.5mの大ジャンプを揃え見事なパフォーマンスを収めた。
クラフトは、「2本の素晴らしいジャンプができて、RAW AIRの締めくくりとしては完璧だった。1本目はまた限界ギリギリの246.5mでアドレナリンがすごかったし、2本目は難しい条件の中で本当にうまくできた。ハウヴォル(グランルード)との闘いはすごかったし、素晴らしいジャンプ三昧の10日間だった。このフライングヒルでハウヴォルに強いプレッシャーをかけるのは本当に大変だった。彼の方がいつも後から飛んだから、ゲートを下げることもできたし有利だった。僕が飛距離を伸ばしたのを彼が見ただろうから、それは小さな利点だったかもしれないし、ハウヴォルも本当にとてもうまく、かなり高いレベルのジャンプを見せていたから、勝者に値すると思う」と話し、「転倒してしまったけど、数日安静にしていたら大丈夫」と説明した。
グランルードには今日の2位入賞の他にも祝う理由があった。26歳のグランルードはノルウェー人選手として初めてRAW AIR総合優勝を遂げ、その上2020/21シーズンに続き2度目のW杯総合優勝も決めた。
今季あと4試合を残すばかりの現在、首位のグランルードと総合2位のクバツキとの差は466点で、逆転不可能となった。
カミル・ストッフ(ポーランド)が8位、スイスのグレゴア・デシュヴァンデンは11位、小林陵侑は12位、そしてドイツ勢の二人アンドレアス・ヴェリンガーとマルクス・アイゼンビッヒラーが13位・14位に続いた。
日本からは他に中村直幹が23位に入り、小林潤志郎は38位だった。
男子スキージャンプは、来週末のフィンランド・ラハティ大会での個人戦2試合へと続く。
リザルト:W杯ヴィケルスン・スキーフライング第2戦
RAW AIR 男子総合:最終成績
スキージャンプW杯男子総合ランキング
※注)基本的な表記時間は中央欧州時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。