01 | Tschofenig, D. | 274.8 | ||
02 | Hoerl, J. | 269.7 | ||
03 | Kraft, S. | 268.0 | ||
04 | Forfang, J. | 264.9 | ||
05 | Deschwanden, G. | 264.4 | ||
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ノルディックスキー世界選手権プラニツァ大会(スロベニア)で、2月26日(日)にノーマルヒル男女混合団体戦が行われ、ドイツチームが5大会連続で金メダルに輝いた。カタリーナ・アルトハウスは今回の世界選手権ですでに女子ノーマルヒル個人戦、女子団体戦でも金をとっており、3個目の金メダル獲得となった。銀はノルウェー、銅はスロベニアだった。開催国スロベニアにとっては今大会のスキージャンプ種目で初のメダル獲得となった。
プラニツァは今日も風が出て、スリリングな夜となった。
ドイツは、個人戦の女王カタリーナ・アルトハウス、安定した強さを見せているセリーナ・フライターク、そして男子個人戦で銀・銅をとったばかりのカール・ガイガーとアンドレアス・ヴェリンガーというチーム編成で、優勝候補と見られていた。しかし6本のジャンプを終えた時点では、まだ3チームに勝利のチャンスがあった。
その時点ではスロベニア(ニカ・クリツナー、ティミ・ザイツ、エマ・クリネッチ、アンツェ・ラニセク)が首位、ノルウェー(アンナ=オディーヌ・ストローム、ヨハン=アンドレ・フォアファング、テア=ミンヤン・ビョルセッツ、ハウヴォル=エグナー・グランルード)が2位、そしてドイツという順番だった。
アルトハウスが102mの素晴らしいジャンプを決めてドイツが首位に浮上した。ノルウェーのテア=ミンヤン・ビョルセッツは99.5m、スロベニアのエマ・クリネッチは91mで、それほどのパフォーマンスは見せられなかった。
アンツェ・ラニセクとハウヴォル=エグナー・グランルードは好ジャンプを収めたものの、ドイツにプレッシャーをかけるほどの飛距離にはならなかった。ヴィリンガーは98mと手堅く決めて金メダルが確定した。
ドイツチームは男女混合団体戦で2015年、2017年、2019年、2021年に金を取っており、今回で5大会連続金メダルとなった。
アルトハウスは、これまで行われた3種目の全てで金メダルを獲得しており、今回のプラニツァ大会で一番のスターだ。
これで、アルトハウスが世界選手権の一大会で金メダル4冠を果たす史上初のスキージャンパーになれる可能性が現実的になってきた。
アルトハウスは、「ここ数日で起こったことが信じられない...本当に嬉しいし感謝の気持ちでいっぱい。夢みたい。他の選手もとても頑張った。ここでのジャンプは本当に楽しくできた。私達のチームは一丸となってとても強かった。それで5度目の金メダル獲得となった」と、試合後のインタビューに答えた。
ドイツチームは合計1,017.2 Punkteポイント、ノルウェーは1,004.5ポイント、スロベニアは1,000.4ポイントを獲得した。
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ドイツ男子のヘッドコーチ、シュテファン・ホルンガッハーは、「信じられないぐらい。今日の条件はとても難しいものだった。アンドレアス・ヴェリンガーはとてもうまく飛んだ。カール・ガイガーは1ラウンド目では小さなミスをしたけど、2本目はかなり良かった。カタリーナ(アルトハウス)は素晴らしかった。セリーナ(フライターク)も素晴らしいジャンプを揃えた。私達がこのタイトルとることができて、ものすごく嬉しい」と、喜びを伝えた。
4位はオーストリア(キャラ・クロイツァー、ヤン・ホアル、エヴァ・ピンケルニッヒ、シュテファン・クラフト)、5位は日本(丸山希、中村直幹、伊藤有希、小林陵侑)だった。
男子ノーマルヒル個人戦で金メダルに輝いたピオトル・ジワは今日も素晴らしいパフォーマンスを見せた。1本目でジワが101mまで伸ばしたおかげで、ポーランドチームはファイナルラウンド進出を決めた。最終的にポーランドは、フィンランドとスイスに続く8位となった。
イタリア、アメリカ、チェコ、中国、ルーマニア、カザフスタン、そしてウクライナは上位8組によるファイナルラウンドに進めなかった。
ジャンプ女子は、今回の世界選手権では残すところあと一種目。女子ラージヒル個人戦は3月1日(水)に開催される予定だ。
男子は3日(金)にラージヒル個人戦が、そして4日(土)には団体戦が行われる。
※注)基本的な表記時間は中央欧州時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。