01 | Tschofenig, D. | 274.8 | ||
02 | Hoerl, J. | 269.7 | ||
03 | Kraft, S. | 268.0 | ||
04 | Forfang, J. | 264.9 | ||
05 | Deschwanden, G. | 264.4 | ||
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ノルディックスキー世界選手権プラニツァ大会(スロベニア)で、2月25日(土)に男子ノーマルヒル個人戦が行われた。ものすごくスリリングな展開の後、2021年世界選手権オーバーストドルフ大会の金メダリストピオトル・ジワ が優勝してタイトル防衛を果たした。1本目の時点ではジワは13位だった。銀・銅メダルはドイツのアンドレアス・ヴェリンガーとカール・ガイガーが手にした。
投光照明のもとで開催されたプラニツァ個人戦は、信じられないぐらいスリリングだった。1本目が終わった時点で、首位のシュテファン・クラフト(オーストリア)と10位のハウヴォル=エグナー・グランルード(ノルウェー)との差は、5点にも満たなかった。15人ほどの選手がメダル圏内にいて、そのうちの一人がピオトル・ジワだった。
ジワは1本目では97.5mをマークして13位だった。102.5mを飛んで首位になったクラフトには5,9ポイント差だった。2位・3位にはドイツのアンドレアス・ヴェリンガーとカール・ガイガーが続いた。開催国のエースアンツェ・ラニセクは99.5mで6位につけており、上位3位に僅差だった。
ファイナルラウンドの序盤に、ウクライナのイェウヘン・マルシアクが103mの新ヒルレコードを打ち立てた。しかしその後ジワが見せたジャンプは圧倒的だった。ジワは105mまで伸ばして、ダントツの首位に浮上した。そしてその後に飛んだどの選手もジワに近寄るだけで越すことはできなかった。
カール・ガイガーが101.5mで2位となった時、ジワが世界選手権3つ目のメダルを手にすることが確実となった。次に飛んだアンドレアス・ヴェリンガーも102mでジワを越すことができなかった。最終ジャンパーのシュテファン・クラフトがスタートバーに座った時、ジワはドイツ選手二人を抑えて首位につけていた。クラフトには、4つ目の世界選手権金メダルをとってアダム・マリッシュ(ポーランド)の記録に並ぶチャンスがかかっていた。しかしクラフトのジャンプは99mにとどまり4位に終わった。
そのためジワは、2001年と2003年にアダム・マリシュが果たして以来の2連勝を決めた。
2個目の金メダルを獲得したジワは「1回目が終わった時点で、メダルはもう無いと思って、ちょっとがっかりしていた。でもまた『とにかくやってみよう』と切り替えた。その後のジャンプのことはもう思い出せない」と、話した。
背中の痛みで出場が危ぶまれていたダヴィド・クバツキも5位、カミル・ストッフが更に6位に続き、ポーランドのヘッドコーチ、トーマス・トゥルンビッヒラーにとってはこの上ない一日となった。
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開催国スロベニアのトップはアンツェ・ラニセクで9位、10位にもスロベニアのティミ・ザイツが並んだ。
ワールドカップ総合首位のハウヴォル=エグナー・グランルードは11位でトップテン入りを逃したが、ノルウェー勢ではトップだった。ヨハン=アンドレ・フォアファングは12位だった。
小林陵侑はスーツの通気性規定にひっかかり失格となった。中村直幹は25位だった。
今季好調のイェウヘン・マルシアク(ウクライナ)は、今日も素晴らしいパフォーマンスを見せた。2本目に103mを決めて39位から17位にまで浮上して、ビックイベントでの自己最高成績を収めた。
26日(日)には男女混合団体戦が予定されている。
ジャンプ男子の個人2試合目は、ラージヒルにて3月3日(金)に開催されることになっている。
※注)基本的な表記時間は中央欧州時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。