01 | Tschofenig, D. | 274.8 | ||
02 | Hoerl, J. | 269.7 | ||
03 | Kraft, S. | 268.0 | ||
04 | Forfang, J. | 264.9 | ||
05 | Deschwanden, G. | 264.4 | ||
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ワールドカップ・ルシュノフ大会(ルーマニア)で2月18日(土)の夜に男子個人戦が行われ、アンドレアス・ヴェリンガー(ドイツ)が優勝した。ヒルサイズ97mのルシュノフ・ノーマルヒルを舞台に手に汗握る展開となった決勝で、バイエルン出身のヴェリンガーがスロベニアのジガ・イェラーを2位に、カール・ガイガー(ドイツ)を3位に抑えて勝利を掴んだ。上位6人のうち実に5人がドイツ勢だった。
想定内ではあったが、最後はドイツチームが圧倒的な強さを見せた。来週始まるノルディックスキー世界選手権への調整のため、数々のトップ選手が今回のルシュノフ戦に参加しなかなった中、上位6位に5人のドイツ人選手が入った。
それでも、スロベニアのジガ・イェラーが優勝する可能性もあった。最終的にイェラー(240.2点)とヴェリンガー(240.4点)の差はわずか0.2ポイントだけだった。
ヴェリンガーは、「今日はものすごい試合だった。本当に調子が良いし、今日は確信と自信をもって臨めた。表彰台の一番上に立つのは、信じられないぐらい素晴らしい気分。しかもカール(ガイガー)も一緒に表彰台に立てたから、今日の夜はちょっとビールでお祝いさせてもらって、明日からはまた完全に集中する。そして来週はプラニツァに向かって、そこでも僕らは同じように集中して引き続き頑張る」と、勝利の喜びを伝えた。
僅差で優勝を逃したジガ・イェラーは、「僕の今のジャンプは本当に高いレベルだから、本当に満足している。ここ最近の試合の成績からは、もしかしたら分かりにくいかもしれないけど、自分自身では最近とても調子が良い自覚がある。とにかく全てがあわさった結果だと思うし、それが世界選手権の直前に叶った。アンディ(ヴェリンガー)の調子はかなり良いし、この数週間ずっとそうだった。彼にこれだけ接近できて嬉しい。世界選手権でも僕らは激しく闘うことになると思う。僕は試合のリズムを乱したくないから、このルーマニア大会にも参戦した。正しい決断をしたと思う」と、説明した。
ヴェリンガーとイェラーは、世界選手権プラニツァ大会(スロベニア)での優勝候補に数えられる。
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カール・ガイガーは、前半戦で首位につけていたチームメイトのマルクス・アイゼンビッヒラーがファイナルで理想的なジャンプを決められなかったこともあり、3位に浮上した。アイゼンビッヒラーは1位から4位に転落し、ガイガーは表彰台入りを果たした。
ドイツチームからはマルクス・アイゼンビッヒラーの後にもフィリップ・ライムンドが5位、コンスタンティン・シュミットも6位に続いて、全体的に強い団体成績を収めた。
スイスのドミニク・ペーターは7位でダントツの自己最高成績を達成した。イタリアのアレックス・インサムは9位、オーストリアの若手ヨナス・シュスターは初めてのW杯で10位につけた。
ドイツの元ヘッドコーチ、ヴェルナー・シュスターを父に持つヨナス・シュスターは、「本当にすごかった。かなりうまく飛べたし、ものすごく嬉しい。うまいジャンパーを見て今日は沢山勉強させてもらえた。本当にすごくクールだった」と、喜んだ。
日本チームからは佐藤慧一が22位に入り、竹内択は40位だった。
2月19日(日)16:10(日本時間 翌0:10)からは男子スーパーチーム戦が予定されている。この団体戦では、各チームから2名の選手が参戦して、3ラウンドが行われる。
スタートリスト:スーパーチーム戦
リザルト:ルシュノフ大会男子個人戦
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