01 | Deutschland | 978.8 | ||
02 | Norwegen | 975.2 | ||
03 | Österreich | 959.3 | ||
04 | Japan | 938.0 | ||
05 | Slowenien | 836.2 | ||
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ワールドカップ・ルシュノフ大会(ルーマニア)で、2月18日(土)に2試合目の女子個人戦が行われ、ノルウェーのアンナ=オディーヌ・ストロームが優勝した。1ラウンドで決まった今日の試合で、2位・3位はオーストリアのエヴァ・ピンケルニッヒとユリア・ミュールバッハ−だった。前日に行われた第1戦で優勝したカタリーナ・アルトハウス(ドイツ)は、今日は22位だった。
土曜のルシュノフ女子第2戦は、コロコロ変わる風によってかなりの影響を受けた。そのため1ラウンドだけで普段の約2ラウンド分である1時間28分もかかってしまった。
最後はノルウェーのアンナ=オディーヌ・ストロームがワールドカップ(W杯)通算3勝目となる勝利を祝った。
ストロームは、「上のスタート地点で長く待たなきゃだったのは確かにちょっと大変だった。身体的にというよりはメンタル面でね。でも風の状態が収まるまではとにかく待たなくてはいけないのは仕方がないこと。上で待っている時間もふざけ合ったりしていて楽しかった。私は待ち時間中に、とにかく良いジャンプを飛ぼうと考えていて、それを実行した。こういう難しい、風の強いコンディションの時は、普通はちょっと不安になってしまうものだけど、私はどんなコンディションでも関係なくとにかく全力を出し尽くすことを学んだので、精一杯やった。そのお陰で今日優勝できた」と、喜びを伝えた。
今日の勝利で24歳のストロームは、W杯総合得点1,030ポイントとなり、総合3位につけている。
W杯女子総合首位は引き続きオーストリアのエヴァ・ピンケルニッヒ(1,482ポイント)、2位はカタリーナ・アルトハウス(ドイツ、1,202ポイント)となっている。
ピンケルニッヒは、「また表彰台に上がれてすごく嬉しい。今日はとても難しい試合だった。最後の方では助走路はもうあんまり良くなかったし、難しい風が吹いていた。上でスタートを待つのは皆にとって本当に大変な数分だったから、そこで冷静さを失わずにうまくできた自分をすごく誇りに思う。今は次の世界選手権をものすごく楽しみにしてる」と今日の2位入賞を喜んだ。
オーストリアの19歳、ユリア・ミュールバッハー は初めてのW杯表彰台入りを祝った。
「今日は信じられないような一日だった。今日私がここで初めてW杯表彰台を達成するなんて、想像もできないことだった。今日は風待ちのブレイクがたくさん必要で、ものすごく難しかった。今はなんて言葉にしてよいのか全然わからないぐらい圧倒されている」と話した。
ドイツのユリアーネ・サイファートは4位で、3年ぶりの自己最高成績を収めた(前回は2020年2月26日のルシュノフ戦だった)。
5位はエマ・クリネッチ(スロベニア)、6位はテア=ミンヤン・ビョルセッツ(ノルウェー)、7位はスロベニアのニカ・プレウツ、8位はオーストリアのジャックリーン・ザイフリーツベルガーだった。
日本の勢籐優花は9位、伊藤有希は15位、丸山希は17位に入り、宮嶋林湖は39位だった。
来週早々に開幕となるノルディックスキー世界選手権プラニツァ大会前の最後の試合で、イタリアのララ・マルシーナが10位となり、トップテンを締めくくった。
ドイツのヘッドコーチ、マキシ・メヒラーは、エースのカタリーナ・アルトハウスが22位に終わった今日の試合の後に、「今日はもうイレギュラーな試合だったと言って良いと思う。風は限界を越えていた。カタリーナ(アルトハウス)は良いジャンプをしたけど、それが結果に結びつくチャンスがなかった。ジャンプ自体は良かったんだから、この成績をどうこう考えなくて良いと思う」と、話した。
リザルト:W杯女子ルシュノフ大会 個人戦2
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※注)基本的な表記時間は中央欧州時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。