作成: 12.02.2023 18:46
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ワールドカップ男子レイクプラシッド大会(アメリカ)の3試合目で最終戦となる個人第2戦が2月12日(日)に行われ、ノルウェーのハウヴォル=エグナー・グランルードが優勝した。ドイツのアンドレアス・ヴェリンガーが2位、オーストリアのシュテファン・クラフトが3位で表彰台に上がった。33年ぶりのレイクプラシッド大会は大成功を収めた。
グランルードはワールドカップ(W杯)通算23勝目をあげ、「最初の二日はこのジャンプ台に慣れなくて思うようにいかなかったけど、今日はうまくいった。今日のジャンプはうまくいったし、自分自身とこの勝利にとても満足している」と、話した。
Andreas Wellinger
バイエルン出身の
アンドレアス・ヴェリンガーは、土曜の個人戦で6年ぶりの勝利を飾り、今日は2位入賞を遂げ、「今日は素晴らしい試合だった。コンデイションも天気も夢のようで、高レベルのジャンプができて、昨日よりうまくいったぐらい。でも今日はとにかく他の選手の方がうまかった、ということ。それでも今週末の大会ではやっとまた表彰台に上がれて、かなり満足している」と、喜んだ。
Stefan Kraft
シュテファン・クラフトは、「本当にスゴイ試合だった。難しいコンデイションだったから、全てがうまく噛み合わないとだめ。トレーニングの結果を見ると、今日は本当にうまい3人が上位に入ったと思う。ものすごく嬉しい」と、インタビューに答えた。
Halvor Egner Granerud
ドイツのカール・ガイガーが4位、小林陵侑は5位、スロベニアのティミ・ザイツが6位、ポーランドのダヴィド・クバツキは7位だった。
日本チームからは小林の他に、二階堂蓮が17位、佐藤慧一が29位に入った。中村直幹は42位だった。
W杯総合得点ではグランルードが1,652ポイントで首位、クバツキが1,359ポイントで2位につけている。
好天に恵まれ、またも満員
前日同様、スキージャンプスタジアムは満員で1万人以上のファンが集まり、ハイレベルなスキージャンプ・イベントをライブで体感した。
選手たちは試合後にジャンプ台から直接モントリオール空港へ向かい帰路についた。
来週末にはW杯ルシュノフ大会(ルーマニア)が予定されており、その後にはスロベニアのプラニツァでノルディックスキー世界選手権が開催される予定だ。
大会主催者への賛辞
ノルウェーのヘッドコーチ、アレックス・シュトックルは、「この地でまたW杯を開催するべき。主催者がここ数日で見せた大会の組織力は素晴らしかった。レイクプラシッド大会がこれからもスキージャンプ・カレンダーの定番になって欲しい。スキージャンプスポーツをするのに素晴らしい場所」と、話した。
国際スキー連盟(FIS)レースディレクターのサンドロ・ペルティエは、「今週末の大会が素晴らしくオーガナイズされて非常に感銘を受けている。レイクプラシッドではこれからもスキージャンプの試合が行われることになるはず。長期的に計画していかなくてはだけど、レイクプラシッド大会ももちろんその計画の大事な一部となっている」と、説明した。
リザルト:W杯男子レイクプラシッド個人第2戦W杯男子 総合ランキング
※注)基本的な表記時間は中央欧州時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。