We use cookies to give you the best possible user experience and to integrate social media. プライバシーポリシー

W杯男子ヴィリンゲン個人第1戦 引き続き好調のグランルード

作成: 04.02.2023 20:40 / hn

ワールドカップ・ヴィリンゲン大会(ドイツ)で2月4日(土)男子個人1試合目が行われ、ハウヴォル=エグナー・グランルード(ノルウェー)が優勝した。ヒルサイズ147mのミューレンコップフ・シャンツェでグランルードは149.5mと138mのジャンプで計296.6ポイントを獲得して、スロベニアのアンツェ・ラニセク(150mと138m、計293.9ポイント)を2位に、ポーランドのダヴィド・クバツキ(147mと137m、計281.3ポイント)を3位に抑えた。

この冬圧倒的な強さを見せているグランルードは、会場で両親が見守る中、今日も絶好調だった。
グランルードはワールドカップ(W杯)通算21勝目を決め、「僕の両親は今シーズン、オーバーストドルフ戦、ガルミッシュ・パルテンキルヘン戦、ビショフスホーフェン戦、そして今回のヴィリンゲン大会に来てくれた。見に来てくれた4試合の全てで勝つことができたから、両親が運を呼んでくれたんだと思う。今日ここで飛ぶのは本当に素晴らしかった。お客さんが早く集まってくれて、女子の試合でもたくさん観客がいて、素晴らしいかった。全体的に今日はとても良い一日になった。
今日はアンツェ(ラニセク)におめでとうと言いに行った。今日の僕のジャンプは本当にすごく良い感触だったけど、それにわずか2.7点差でついてきて、ちょっと驚いた。アンツェは今日素晴らしいパフォーマンスを見せたと思う。本当にハイレベルな闘いだったから、もし今日彼が勝ったとしても、とにかく黙って脱帽していたと思う」と話した。

 

26歳のグランルードは、W杯総合得点で現在1,416ポイントをマークして、ポーランドのダヴィド・クバツキ(1,264ポイント)を2位に抑えて首位につけている。

Dawid Kubacki

 

クバツキは、「ハウヴォル(グランルード)がW杯総合首位についていることについて、まだまだ試合は残っているし今のところ自分としては問題ないと思っている。僕はちょっとの間、調子がうまく上がらないこともあったけど、シーズンは長いからね。全ての選手に言えることだと思うけど、こんなに長いシーズンの間では、時として疲れが出たり、ジャンプに課題が残ることはあるはず。今は正しい方向に向かっているのが分かってとにかく嬉しい。さっきも言ったけど、シーズンはまだ続くし、最後まで闘い抜くつもり。結果がどうなるかはその時にならないと分からない」とインタビューに答え、「自分のパフォーマンスに満足している。先週末に比べると今日は一歩前進できた。それが現時点で言えるポジティブなことだと思うし、本当に嬉しく思う。ジャンプの改善点はまだあるし、もっと良くなるはずだとは思うけど、今はとにかく一歩ずつ前進していくという哲学にのっとって励んでいく。今日のジャンプは良いベースになると思うし、今日からまたもっと改善できるように頑張っていける」と付け加えた。

Halvor Egner Granerud

 

スロベニアのアンツェ・ラニセクは今日2位入賞を果たし、 「負け知らずの人はいない。僕らはみんな人間だし、全員がベストを尽くすために頑張っている。今日のところは僕のベストは2位に値するもので、ハウヴォルは更に良いジャンプを出すことできた、ということ。今日のジャンプのレベルをこれからの試合でも出していけるようにしたい。今日集まったファンは本当に素晴らしかったし、それはとても特別なことだと思う。会場は満員だったはず。こんな風に観客がたくさん集まる試合がもっと増えたら嬉しい」と喜びを伝えた。

完売となったヴィリンゲンの会場は、23,500人の観客が集まり盛り上がった。
ドイツのスターカール・ガイガーが今日のドイツ勢トップで、ポーランドのピオトル・ジワに続く5位となった。
 
ガイガーは、「とても満足している。すごい盛り上がりで、本当に楽しかった。一週間のトレーニングを終えて、全てまたうまくいったことが嬉しい。これから更に改善していける」と試合後のインタビューに答えた。

小林陵侑が6位、ヨハン=アンドレ・フォアファング(ノルウェー)が7位、シュテファン・クラフト(オーストリア)が8位だった。

ドイツからフィリップ・ライムンドアンドレアス・ヴェリンガーが9位と10位に並んでトップテン入りを果たした。
 
ティミ・ザイツ (スロベニア)は、前日の男女混合団体戦で161.5mの大飛翔を見せてセンセーションを巻き起こしたが、今日は12位だった。
 
日本チームからは、他に中村直幹が18位に入った。竹内択は32位、二階堂蓮は47位だった。

ヴィリンゲン男子個人戦の2試合目は2月5日(日)16:00(日本時間 翌0:00)から開始する予定だ。
 
Anze Lanisek

 

※注)基本的な表記時間は中央欧州時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。

 

ギャラリー

統計

最長不倒
150.0m
Lanisek, Anze (SLO)
最短ジャンプ
112.5m
Mogel, Zak (SLO)
平均飛距離
127.9m
K点越えジャンプ
47.5%
ネーション数
15
トップ10のネーション数
6
トップ30のベストネーション
6
Deutschland
Slowenien
Granerud, Halvor Egner
29.01.23
Bad Mitterndorf
Norwegen
03.02.23
Willingen