作成: 27.11.2022 13:48
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グランルード(1位)激しい浮き沈み
ハウヴォル=エグナー・グランルードは、前日の第1戦では失格となりどん底を見たが、今日は優勝しててっぺんまで急上昇した。
「特に昨日が最悪だったから、今日はとても良い感触。今回、僕にとって2回目の同点優勝だったから(前回は2022年2月ラハティ戦で
小林陵侑と同点優勝)、調べてみたら、僕は
グレゴア・シュリレンツァウアー(オーストリア)と
アッリ=ペッカ・ニッコラ(フィンランド)に続く3人目の同点優勝を2回挙げた選手になったみたい。」
Halvor Egner Granerud und Stefan Kraft
クラフト(1位)今大会 最強の男シュテファン・クラフトは前日の第1戦での2位(1位は
アンツェ・ラニセク)に続き、今日の優勝で今大会で一番の成績を収めた。
「今日はジャンプをするには難しい日だったけど、それでも僕のジャンプは本当にすごくすごくうまくいった。特に昨日の時点では課題だったサッツ後のフェーズが上手く機能した。」
クラフトは、ルカ大会の前ですでに82回のワールドカップ(W杯)表彰台入りを果たしていたが、ルカ戦ではまだ上位3位に入ったことがなかった。
今シーズンが開幕してから、ヴィスワ大会でダヴィド・クバツキが2勝、ルカ第1戦でアンツェ・ラニセク(スロベニア)が優勝しており、クラフトにとっては今季初優勝だった。
Naoki Nakamura
Dawid Kubacki
中村直幹(自己初の表彰台入りを達成):「ここはちょっと大きいから、僕の一番好きなジャンプ台。ほとんどスキーフライングみたい!昨日は予選で5位になって、ちょっと力んでしまったのか、1本目で少しミスをしてしまった。今日は風が少しむずかしかったけど、メンタルは強くいられたから、良いジャンプを2本収めることができた。(小林)陵侑が、落ち着いてってアドバイスしてくれたから、それに従った。」
アドレアス・ヴェリンガー(1本目で17位から7位に浮上):「今日は一日でどんどんよくなっていった。今朝は予選からうまくいっていたし、ファイナルラウンドは本当にうまくできた。カンテでの力のかけ方が良かったから、そうなると飛ぶのもうまくいく。」
アンドレアス・ヴィドホルツル(オーストリア・ヘッドコーチ):「私達にとってとても良い週末になった。もちろん、特にシュテファン・クラフトは良かったし、全チームが今日は強かった。この成果にとても満足している。これから2日ここルカに残って、まだ中央ヨーロッパではできないトレーニングをする予定。」
シュテファン・ホルンガッハー(ドイツ・ヘッドコーチ):「3人がトップテン入りできたし、良い方向に向かっている。カール・ガイガーとシュテファン・ライエは残念ながら、今日の予選でのトップジャンプを試合では見せられなかった。」
ダヴィド・クバツキ(1本目で首位から6位に):「気分良くできたし、スタート時間が早かったのも僕には問題なかった。今日は本当ならもっと良い結果が出せるはずだったのに、2本目では複雑にやりすぎてしまって、とにかくうまくいかなかったから少し悔しい。」
カール・ガイガー (1本目33位でファイナル進出果たせず):「予選で148mまで伸ばせたのは本当に良かった。でも試合では残念ながらもううまくできなかった。ものすごく接戦だから、少しでもうまくいかないと、すぐ外れてしまう。悔しいけど、正しい方向には進んでいると思う。」
W杯総合成績では、
ダヴィド・クバツキが290ポイントで引き続き首位、今日の勝者シュテファン・クラフトが285ポイントで2位、3位にはアンツェ・ラニセク(スロベニア、236ポイント)が続いている。
W杯男子は2週間後のティティゼー=ノイシュタット大会(ドイツ)へと続く。
女子の次のW杯は、来週末にリレハンメル大会(ノルウェー)が予定されている。
※注)基本的な表記時間は中央欧州時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。