01 | Deutschland | 978.8 | ||
02 | Norwegen | 975.2 | ||
03 | Österreich | 959.3 | ||
04 | Japan | 938.0 | ||
05 | Slowenien | 836.2 | ||
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3月27日(日)、スキーフライングワールドカップ(W杯)プラニツァ大会(スロベニア)で、今シーズンの最終戦が行われ、スキーフライング世界選手権でも金メダルを獲ったマリウス・リンドヴィク(ノルウェー)が優勝した。素晴らしい試合となった今日、リンドヴィクは日本の佐藤幸椰を2位に、開催国スロベニアのヒーロー、ペーター・プレウツを3位に抑えた。小林陵侑はW杯総合優勝を飾り、スキーフライングW杯総合優勝はジガ・イェラー(スロベニア)が果たした。セヴェリン・フロインド(ドイツ)は引退を発表した。
スロベニアのレタウニツァ・フライングヒル(ヒルサイズ240m)に集まった2万人の観客は、歴史に残るプラニツァ最終戦を目の当たりにすることができた。
2021/22スキージャンプシーズンを締めくくる最後の一日は、輝く快晴に恵まれ、240mを越える大飛翔の数々と感動が交錯する素晴らしいスポーツの祭典だった。今日はスキージャンプファミリー全員にとってその名に恥じない素晴らしい一日となった。
今季スキーフライング世界選手権と北京五輪で金メダリストとなったマリウス・リンドヴィクが、今日の試合でも勝利を飾った。
リンドヴィクは、「この素晴らしいシーズンを勝利で締めくくることができて、とんでもなく嬉しい。ここの観客もこの盛り上がりも特別素晴らしくて、今日ここに集まってくれた全てのお客さんに心から感謝したい」と、喜んだ。リンドヴィクにとってはW杯通算8勝目、今季5勝目だった。
リンドヴィクは、プラニツァの個人戦で優勝を遂げた3人目のノルウェー人選手となった。
日本の佐藤幸椰は今季の最終戦で2位入賞を果たし、喜ばしい成績でシーズン終了となった。
今シーズンはこれまで表彰台入りを果たしていなかった佐藤だが、「今日の2位は僕にとって願ってもない驚きの成績で、今季最後の試合で表彰台に上がることができて本当に嬉しい」と、喜びを伝えた。
ペーター・プレウツはスロベニア勢のトップで3位に入り、更にスロベニアチームはネーションズカップ(国別得点)でも2位入賞となり嬉しい結果となった。ネーションズカップ総合得点でスロベニアは、今週末だけで4位から2位に浮上して逆転首位も叶いそうな激闘を見せたが、最終的にはオーストリアが47点の差を残して首位を守った。かなりの接戦だったが、2021/22シーズン最高のスキージャンプチームはオーストリアに決まった。
今日の4〜7位はスキーフライングを得意とするスロベニア勢が独占した。ティミ・ザイツ、アンツェ・ラニセク、ジガ・イェラー、ツェネ・プレウツが2万人のファンを沸かせた。
小林陵侑 2度目の総合優勝
今日8位となった小林陵侑は、W杯個人総合優勝を手にした。最後には小林陵侑と総合2位のカール・ガイガー(ドイツ、今日は16位)の差は106点まで広がった。ガイガーは、小林が着地した後にすぐにブレーキングトラックで迎えて彼の勝利を祝福した。
これで小林陵侑は2度目のW杯総合優勝を果たしたことになり、総合優勝を複数回達成した歴代12人目のスキージャンパーとなった。
スキーフライングW杯総合優勝はスロベニアのジガ・イェラーが270ポイントで達成し、チームメイトのティミ・ザイツ(260ポイント)が僅差で2位、3位はオーストリアのシュテファン・クラフト(224ポイント)だった。
今日の試合で日本チームからは2位の佐藤幸椰と8位の小林陵侑の他にも、中村直幹が26位、小林潤志郎が29位となった。
スキージャンプW杯個人総合成績では、首位が小林陵侑、佐藤幸椰が13位、中村直幹が31位、小林潤志郎が32位に並び、伊東大貴が39位、佐藤慧一は49位だった。
スキーフライングW杯総合では、佐藤幸椰が8位、小林陵侑が9位に続き、中村直幹が31位、小林潤志郎が43位、佐藤慧一が44位だった。
日本チームは、ネーションズカップでは5位となった。
ドイツのセヴェリン・フロインドは今日の2本目のジャンプで、彼の素晴らしいスキージャンパーとしてのキャリアを終えることを発表した。
※注)基本的な表記時間は中央欧州時間で、日本からの時差はマイナス7時間です。