01 | Tschofenig, D. | 274.8 | ||
02 | Hoerl, J. | 269.7 | ||
03 | Kraft, S. | 268.0 | ||
04 | Forfang, J. | 264.9 | ||
05 | Deschwanden, G. | 264.4 | ||
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スキーフライング世界選手権ヴィケルスン大会(ノルウェー)を締めくくる団体戦が3月13日(日)に行われ、スロベニアチームが金メダルを獲得した。最初から好天に恵まれた今日の試合で、ドーメン・プレウツ、ペーター・プレウツ、ティミ・ザイツ、アンツェ・ラニセクの4人で臨んだスロベニアは終始危なげないリードを見せ、最終的にドイツを2位にノルウェーを3位に制して優勝した。
スキーフライング世界選手権団体戦で初めての勝利を遂げたスロベニアチームは、この上ない鮮やかなパフォーマンスを見せ、2位のドイツに128点もの差をつけた。
ペーター・プレウツは、「僕達スロベニア勢が、なんでスキーフライングでこれだけ強いのか、特に秘密なんてない。このヴィケルスンでの世界選手権では、最初からうまくいっていて、とにかく僕達の良さを発揮できた大会になった。ワールドカップの団体戦でも、毎回違うチームが上に来ている。今週末のこの大会では僕達が一番だったというだけ」と、説明した。
スロベニアは2018年のスキーフライング世界選手権団体戦で銀、2012年には銅メダルをとっていた。
今日の勝利でスロベニアは、過去3大会で金メダルを獲得したノルウェーから世界王者の座を奪った。
スロベニアが優勝することは一瞬も疑いがなかったが、2位・3位をめぐる闘いは激しかった。
ドイツはセヴェリン・フロインド、アンドレアス・ヴェリンガー、マルクス・アイゼンビッヒラー、カール・ガイガーのチーム編成で臨み、最後はカール・ガイガーが見せた238mの大ジャンプでノルウェーを3位に抑えた。
カール・ガイガーは、「2本目の僕のジャンプは本当にうまくいった。僕の中でもダントツでこの大会一番のジャンプだったし、それを最高のタイミングで出すことができた。今日はこれより上は無理だったから、僕らがチームで銀メダルを獲得することができて本当に素晴らしかった」と、感激した様子で試合後のインタビューに答えた。
ヨハン=アンドレ・フォアファング、ダニエル=アンドレ・タンデ、ハルヴォル=エグナー・グランルード、マリウス・リンドヴィクからなるノルウェーチームは、最後の飛翔までオーストリアと激しい闘いを繰り広げた。最後は、個人戦で金を獲ったマリウス・リンドヴィクとシュテファン・クラフトの直接対決が、決定的な点差をもたらした。開催国ノルウェーとしては、嬉しい銅メダルとなった。
ノルウェーにわずか6.9点差でオーストリアが4位となり、ポーランドが5位につけた。
日本チームは、佐藤幸椰、中村直幹、小林潤志郎、小林陵侑の4人で臨んで6位に終わり、7位はフィンランドだった。
次の男子ワールドカップは、スキーフライングの2試合が予定されている来週末のオーバーストドルフ大会(ドイツ)へと続く。
その後にはワールドカップ・ファイナルとなるプラニツァ大会(スロベニア)での3試合(個人2試合、団体1試合)が予定されている。
※注)基本的な表記時間は中央欧州時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。