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W杯男子ラハティ個人2戦 小林陵侑とグランルードが同点優勝

作成: 27.02.2022 18:55 / sk

2月27日(日)、ワールドカップ男子ラハティ大会(フィンランド)で2試合目の個人戦が行われ、ハルヴォル=エグナー・グランルード(ノルウェー)と小林陵侑が278ポイントの同点で優勝した。3位はオーストリアのシュテファン・クラフトだった。今日の勝利で小林陵侑は、カール・ガイガーを抑えて再びワールドカップ総合首位に浮上した。

 

グランルードは、「素晴らしい結果になった。着地する時に(首位を示す)緑ラインのちょうど真上だったから、かなりの僅差だというのは分かった。その後、順位を示すスクリーンで陵侑の下に僕の名前が出た時には一瞬がっかりしてしまったけど、すぐ一緒に優勝できたと分かった」と、喜んだ。

 

小林陵侑は、「今日この成績を出すことができて、とても嬉しい。特に僕の2本目は本当にうまくいったから、今日の結果にとても満足している」と、インタビューに答えた。

今日の勝利は、ハルヴォル=エグナー・グランルードにとってはワールドカップ(W杯)通算13勝目、小林陵侑にとっては通算27勝目だった。二人ともラハティで優勝したのはこれが初めてだった。

グランルードは今季2勝目、小林陵侑は8勝目を挙げたことになる。

Ryoyu Kobayashi

 

シュテファン・クラフトは、金曜(個人第1戦)と土曜(団体戦)の優勝に続き、今日は3位でラハティで3度目の表彰台入りとなった。

クラフトは満足そうな様子で、「僕にとっては完璧な大会になった。ここラハティが大好きだし、僕にとってはマジカルな場所。これからすぐ僕達はRAW AIRが行われるノルウェーに移動して、その後にはスキーフライング世界選手権が予定されている」と、話した。

Stefan Kraft

 

オーストリアのウルリッヒ・ヴォールゲナントは4位となり、今週末は3試合とも好成績だった。金曜の個人第1戦では6位、土曜の団体戦ではオーストリアチームとして優勝、そしてラハティ大会を締めくくる今日の個人戦で4位となり、大喜びの結果となった。

 

ドイツのカール・ガイガーは、ヴォールゲナントにわずか0.1点差で5位となり、オーストリアのマヌエル・フェットナーは6位、ポーランドのダヴィド・クバツキーが7位、ドイツのマルクス・アイゼンビッヒラーは8位だった。

前日の団体戦でも素晴らしい活躍を見せたジガ・イェラーは今日も好調で9位となり、スロベニア勢のトップだった。ツェネ・プレウツは10位だった。

 

日本チームからは他に佐藤幸椰が20位に入り、伊東大貴と佐藤慧一が29位と30位に並んだ。小林潤志郎は33位だった。

 

今日の勝利で小林陵侑がカール・ガイガーからW杯総合首位の黄色いゼッケンを再び取り戻した。現在小林陵侑は合計1,322ポイント、2位のカール・ガイガーは1,279ポイント、グランルードは1,090ポイントで3位に続いている。

 

男子W杯は、早くも3月2日(水)にリレハンメル大会(ノルウェー)の予選が行われることになっている。3日(木)には「RAW AIRノルウェーツアー」の初戦となる個人戦が行われる予定だ。

 

全リザルト

 

※注)基本的な表記時間は中央欧州時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。

 

統計

最長不倒
130.5m
Kobayashi, Ryoyu (JPN)
Fettner, Manuel (AUT)
最短ジャンプ
93.5m
Maltsev, Kevin (EST)
平均飛距離
117.2m
K点越えジャンプ
72.5%
ネーション数
13
トップ10のネーション数
6
トップ30のベストネーション
7
Österreich
Kobayashi, Ryoyu
29.01.22
Willingen
Granerud, Halvor Egner
21.11.21
Nizhny Tagil
Japan
29.01.22
Kobayashi, Ryoyu (JPN) Willingen
Norwegen
30.01.22
Lindvik, Marius (NOR) Willingen