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W杯男子ヴィリンゲン第2戦 リンドヴィク優勝、小林陵侑4位

作成: 30.01.2022 18:36 / sk

ワールドカップ男子ヴィリンゲン大会(ドイツ)を締めくくる第2戦が1月30日(日)に開催され、ノルウェーのマリウス・リンドヴィクが優勝した。ヴィリンゲンのミューレンコップ・シャンツェ(ヒルサイズ147m)にてリンドヴィクは、カール・ガイガー(ドイツ)を2位に、スロベニアのツェネ・プレウツを3位に抑えた。今日の2位入賞でカール・ガイガーは、ワールドカップ個人総合首位の座を再び小林陵侑から奪還した。

スキージャンプ男子ワールドカップでは、もの凄い接戦が続いている。ヴィリンゲン第1戦でワールドカップ(W杯)総合首位の黄色いゼッケンを小林陵侑が奪ったが、今日の第2戦で2位になったカール・ガイガーが再び取り戻した。

ガイガーは、「今日は本当にスゴイ試合だった。2本とも良いジャンプを揃えることができた。昨日は天候条件に苦戦したが、スキージャンプはアウトドアスポーツだから、それも仕方がない。今日の2位入賞にとても満足している」と、話した。

W杯個人総合得点でガイガーは、小林陵侑に3点差で首位となった(ガイガー:1,189点、小林:1,186点)。

 

小林陵侑は、ファイナルラウンドで152mのものすごいジャンプを収めて猛追したものの、最終的に4位となり、総合首位の座を守りきれなかった。

Karl Geiger

 

勝者マリウス・リンドヴィクは、「今日の試合は審判員にとって、かなり難しい試合だったはずだけど、素晴らしい仕事をしてくれたと思う。これから始まるオリンピックでメダルをとることができたら夢のよう。とにかく一生懸命頑張ったら、結果は後からついてくる」と、試合後のインタビューに答えた。

リンドヴィクにとってはW杯通算6勝目、今季の3勝目となった。今日の成功もあり、リンドヴィクは北京オリンピックの金メダル候補に数えられる。

 

ツェネ・プレウツはW杯個人戦で初めての表彰台入りを果たし、「今日は2本とも素晴らしい出来だった。初めてのW杯表彰台入りを今日達成することができて本当に嬉しい。もしかしたら、もっとうまくなっていつか一番上に立つこともできるかもしれない。今週末の大会では、自分が正しい方向に向かっていることが分かって、今は少しリラックスしてオリンピックに旅立つことができる」と、喜びを伝えた。

 

オーストリアチームからはシュテファン・クラフトとトーマス・ラックナーが6・7位に並び、好成績を収めた。

ドイツのマルクス・アイゼンビッヒラーは11位だった。

 

日本チームは、4位の小林陵侑の他にも伊東大貴が8位でトップテン入りを果たした。中村直幹が18位、佐藤慧一と小林潤志郎が26・27位に並び、佐藤幸椰が30位に入った。

 

W杯男子ヴィリンゲン第2戦:全リザルト

 

北京オリンピックで、スキージャンプ男子のメダルを巡る最初の試合は2月6日に予定されている。ヒルサイズ106mのジャンプ台でノーマルヒル戦の金メダリストが決まる。

続く2月7日には男女混合団体戦が行われる予定だ。

北京2022冬季オリンピック:スキージャンプ日程 >>

 

※注)基本的な表記時間は中央欧州時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。

 

統計

最長不倒
152.0m
Kobayashi, Ryoyu (JPN)
最短ジャンプ
85.5m
Pohjola, Arttu (FIN)
平均飛距離
123.8m
K点越えジャンプ
36.8%
ネーション数
14
トップ10のネーション数
5
トップ30のベストネーション
6
Japan
Lindvik, Marius
16.01.22
Zakopane
Norwegen
16.01.22
Lindvik, Marius (NOR) Zakopane