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大ジャンプ合戦の女子ヴィリンゲン第2戦でクリツナー勝利

作成: 30.01.2022 14:47 / sk

1月30日(日)、国際スキー連盟(FIS)ワールドカップ女子ヴィリンゲン大会(ドイツ)で第2戦が行われ、スロベニアのニカ・クリツナーが優勝した。昨冬ワールドカップ総合優勝を飾ったクリツナーは、前日同様難しい風のコンディションの中、記録的な151mのジャンプを収めた。その後審判団は、昨日の第1戦と同じくファイナルラウンドの中止を決定した。2位はドイツのカタリーナ・アルトハウス、3位はロシアのアレクサンドラ・クストワだった。

女子ヴィリンゲン大会の日曜はまず、前日の勝者でオーストリアのエース、マリタ・クラマーが新型コロナ検査で陽性となった、というニュースから始まった。その後、オーストリアチーム全体がヴィリンゲン第2戦を欠場して、オーストリアへの帰路につくことになった。

 

ヴィリンゲンのラージヒル、ミューレンコップ・シャンツェは、今日も前日同様難しい風に見舞われた。

その状況の中で、スロベニアのニカ・クリツナーが一番うまくチャンスをつかみ、151mの大ジャンプを決めた。「空中での感覚は信じられないほどで、とにかく満喫した。試合もとても良かったし、私のジャンプは最高だった。今日この試合で勝てるとは思っていなかった」と、喜んだ。クリツナーにとってはワールドカップ(W杯)通算4勝目、今季2勝目だった。

 

2位のカタリーナ・アルトハウス(ドイツ)は、「今週末は本当に難しい大会だったけど、2回表彰台に上がれてすごく満足している。とても良い気分でヴィリンゲンを後にすることができる」と、試合後のインタビューに答えた。

 

今日一番予想外の活躍を見せたのは、3位に入ったロシアのアレクサンドラ・クストワだった。

150mのジャンプで大飛距離合戦の口火を切ったクストワは、「ここヴィリンゲンのジャンプ台では、本当に遠くまで飛べるからスリリング。私達の試合の時には天気が悪かったのが残念だった。150mまで伸びたジャンプはスリル満点だった。最初は何が起きているのか分からなかったけど、その後はもっと遠くまで飛べそうな気がした」と、話した。

 

ロアル・ヨケルソイがコーチしているスウェーデンのフリーダ・ヴェストマンは、前日の10位に続き、今日も7位でトップテン入りを果たし、またも好成績を収めた。

フランスのジョゼフィーヌ・パニエも大健闘の4位につけた。

 

日本からは伊藤有希が8位、岩渕香里が10位と、二人ともトップテン入りを果たした。

 

この後、ジャンプ女子一行は北京へと旅立つことになっている。

北京オリンピックでは2月5日に個人戦、2月7日には男女混合団体戦が予定されている。

 

全リザルト

 

※注)基本的な表記時間は中央欧州時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。

 

統計

最長不倒
151.0m
Vodan, Nika (SLO)
最短ジャンプ
75.0m
Konderla, Nicole (POL)
平均飛距離
115.4m
K点越えジャンプ
21.7%
ネーション数
10
トップ10のネーション数
6
トップ30のベストネーション
6
Slowenien
Vodan, Nika
31.12.21
Ljubno
Slowenien
28.01.22
Willingen