01 | Hoerl, J. | 310.5 | ||
02 | Tschofenig, D. | 304.0 | ||
03 | Deschwanden, G. | 298.7 | ||
04 | Wellinger, A. | 291.5 | ||
05 | Geiger, K. | 291.1 | ||
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12月19日(日)、ワールドカップ男子エンゲルベルク大会(スイス)で第2戦が行われ、小林陵侑が優勝した。ドラマチックな展開となったファイナルラウンドで、小林はドイツのカール・ガイガーとノルウェーのマリウス・リンドヴィクを抑えて勝利をつかんだ。
特にファイナルラウンドは風の影響を受け、エンゲルベルクのラージヒルに集まった観客はハイレベルでスリリングな展開となった試合を目の当たりにした。
最終的に、今日一番突出していた選手は小林陵侑だった。ドイツのカール・ガイガー(計293.8ポイント)とノルウェーのマリウス・リンドヴィク(293.5ポイント)も素晴らしいジャンプを収めたものの、小林は306ポイントを獲得して2位に12.2ポイントの差をつけて優勝した。
小林陵侑は、「今日は本当に難しい条件の中で飛ばなくてはだった。それでも、スタートする時には自分のジャンプにだけ集中した。それがうまくいって、今日はとても良いジャンプを揃えることができた」と、喜んだ。小林にとってはワールドカップ(W杯)通算22勝目、エンゲルベルク戦で3勝目、そして今季の3勝目となった。
カール・ガイガーは、「本当に良い週末になって、とても満足している。昨日のジャンプの方がもっと良かったけれど、とてもレベルの高い試合で2位になることができて嬉しい。ホームゲームとなる次のオーバーストドルフ戦がもう楽しみ。それでもまずは疲れをとって、クリスマスを満喫したい」と、話した。
今回のエンゲルベルク大会を終えて、小林陵侑とカール・ガイガーは次のスキージャンプ週間に優勝有力候補として臨むことになった。
今日の試合で悲運だったのは、開催国スイスのキリアン・パイアーだった。昨日催された第1戦でも4位となったパイアーだったが、1本目では首位につけていた今日の試合でも最終的に4位で終わった。
ロシアのイエフゲニー・クリモフは5位となり、2019年以来の最高成績を収めた。2018年のエンゲルベルク戦でもクリモフは5位になっていた。
ノルウェーのハルヴォル=エグナー・グランルードは、1本目では22位だったが、2本目ではマジックジャンプを決めて6位まで浮上した。
オーストリアは、今日のチームトップが8位のダニエル・フーバーで、ダニエル・チョフェニックは予想以上の健闘を見せ10位に入り、ヤン・ホアルが12位、シュテファン・クラフトは14位だった。
ヘッドコーチのミハル・ドレジャルが率いるポーランドチームは、今回も思うような成績が出せなかった。 ピオトル・ジーワが15位、カミル・ストッフは16位で、ジャンプ週間を前にプレッシャーが大きくなっている。
日本チームからは他に、中村直幹が22位、小林潤志郎が23位に入った。伊東大貴は37位だった。
次のワールドカップは、第70回スキージャンプ週間の開幕戦となる12月29日(水)ドイツ・オーバーストドルフ戦へと続く。
※注)基本的な表記時間は中央欧州時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。