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W杯女子クリンゲンタール クラマー2連勝

作成: 11.12.2021 13:45 / sk

ワールドカップ女子クリンゲンタール大会(ドイツ)で、オーストリアのマリタ・クラマーが24時間のうちに2勝目を挙げた。ザルツブルク出身のクラマー(20歳)は、難しい条件の試合でもシルイェ・オプセッツ(ノルウェー)とカタリーナ・アルトハウス(ドイツ)に差を広げ2連勝を祝った。

前日のクリンゲンタール第1戦では僅差で優勝したクラマーだったが、今日は2位のオプセッツに21.3点差、3位のアルトハウスには23.8点差で、圧倒的強さを見せた。

 

「今日はとても満足のいく一日となった。昨日よりずっと良いジャンプができた。ここクリンゲンタールのジャンプ台は本当にとても素晴らしくて、波に乗れるとスゴイ気分を味わえる。今はもう、来週末のラムザウ大会が楽しみ」と、クラマーは喜びを伝えた。


ワールドカップ(W杯)通算6回目となる2位入賞を遂げたシルイェ・オプセッツは、「また表彰台に上がることができて良い気分。私のジャンプはまだ100%ではなくて成長過程、それでも2位になれて嬉しい」と、満足そうな様子で更なる意欲を見せた。

 

カタリーナ・アルトハウスも3位に入り満足そうで、「3位になれてものすごく嬉しい。昨日よりずっとうまくできた。会場からに限らず、今日応援してくれた皆さん全員にお礼を言いたい。とても楽しむことができた」と喜んだ。 

 

高梨沙羅はファイナルラウンドで140mまで伸ばして今日の最長飛距離を出した。W杯最多優勝記録を持つ高梨は、今日は最終的に4位となった。

日本チームからは他に、勢藤優花が10位、岩佐明香(はるか)が25位に入った。岩淵香里は37位だった。

 

スロベニアはまたしても強い団体成績を収めた。今日は表彰台入りは逃したものの、ウルサ・ボガタイが5位、エマ・クリネッチが7位、ニカ・クリツナーが8位、スペラ・ロゲリが9位と、4人もトップテンに入った。 

 

W杯総合成績ではマリタ・クラマーが530ポイントで、2位のカタリーナ・アルトハウス(381点)に大差をつけて首位となっている。3位はスロベニアのウルサ・ボガタイ(335点)となっている。


W杯女子は、12月17日(金)のラムザウ大会(オーストリア)の1試合へと続く。

 

全リザルト

 

※注)基本的な表記時間は中央欧州時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。

 

統計

最長不倒
140.0m
Takanashi, Sara (JPN)
最短ジャンプ
93.5m
Prokopieva, Kristina (RUS)
平均飛距離
112.3m
K点越えジャンプ
17.1%
ネーション数
14
トップ10のネーション数
5
トップ30のベストネーション
6
Österreich
Slowenien
Kramer, Marita
10.12.21
Klingenthal
Österreich
10.12.21
Kramer, Marita (AUT) Klingenthal