01 | Hoerl, J. | 310.5 | ||
02 | Tschofenig, D. | 304.0 | ||
03 | Deschwanden, G. | 298.7 | ||
04 | Wellinger, A. | 291.5 | ||
05 | Geiger, K. | 291.1 | ||
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11月21日(日)、今季ワールドカップの2試合目がニジニ=タギル大会(ロシア)で行われ、ノルウェーのハルヴォル=エグナー・グランルードが優勝した。昨シーズン総合優勝を飾ったグランルードは、2位のカール・ガイガー(ドイツ)と3位のシュテファン・クラフト(オーストリア)に差をつけて今日の勝利を決めた。
大雪に見舞われ、選手にとっては最後まで厳しい条件となったが、そんな中でもグランルードは再度レベルの高さを見せた。ワールドカップ(W杯)通算12勝目を飾ったグランルードは、ノルウェー人選手としての最高記録を立てたことになる。
既に昨年のニジニ=タギル大会で2連勝していたグランルードは、「今日は本当に楽しむことができた。二本ともうまくいったし、このジャンプ台との相性がとにかく良いんだと思う」と試合後のインタビューに答えた。
前日の初戦で優勝したカール・ガイガーは、今日も好パフォーマンスを見せて2位になり、「2試合とも本当に良い成績を出せて、これ以上ないぐらいうまくいっている。今シーズンをこんな風に素晴らしくスタートすることができて、とにかく嬉しい」と話した。
ガイガーは、2試合を終えて最大200ポイント獲得可能なうちの180ポイントを集め、グランルード(160ポイント)を抑えてW杯総合首位につけている。
オーストリアのシュテファン・クラフトは、1本目の14位から激しい追い上げを見せて3位まで浮上した。
クラフトは、「金曜(11月19日)の予選で敗退してしまったから、昨日の試合は観戦することしかできなくて本当にすごく辛かった。だから余計に、今日は予選からうまくいって、表彰台に上がることができて嬉しい。今日の3位はものすごく嬉しい」と喜んだ。
4位はティミ・ザイツ(スロベニア)、5位はツェネ・プレウツ(スロベニア)、6位はキリアン・パイアー(スイス)、7位はアンツェ・ラニセク(スロベニア)、8位はマルクス・アイゼンビッヒラー(ドイツ)だった。
怪我のため長く欠場していたアンドレアス・ヴェリンガー(ドイツ)は、今日は17位と上々の結果を収めた。
夏から調子を上げていたヴェリンガーは、「久しぶりにまたポイントを獲得できて、本当に嬉しい。ここで1点取ることを目標にしていたから、一気に14点も取れて良かった」と、満足な様子を見せた。
優勝候補でもある日本の小林陵侑は、前日に行われた第1戦では2位だったが、今日は予選の時点でスーツが規定外とされて失格となり、ポイント獲得は果たせなかった。
他の日本勢は、佐藤幸椰が14位、中村直幹が19位、伊東大貴が21位に入った。佐藤慧一は37位、小林潤志郎は42位だった。
ジャンプ陣はこの後2日間、ニジニ=タギルにとどまりトレーニングをして、11月24日(水)にチャーター機で次のW杯が開催されるフィンランド・ルカへと移動することになっている。
ルカ大会では2試合が予定されている。
※注)基本的な表記時間は中央欧州時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。