01 | Tschofenig, D. | 274.8 | ||
02 | Hoerl, J. | 269.7 | ||
03 | Kraft, S. | 268.0 | ||
04 | Forfang, J. | 264.9 | ||
05 | Deschwanden, G. | 264.4 | ||
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オーストリアのジャンプ女子は2021年世界選手権団体戦の王者となった。ノルディックスキー世界選手権オーバーストドルフ大会(ドイツ)で、2月26日(金)の晩に女子ノーマルヒル団体戦が行われ、ダニエラ・イラシュコ=シュトルツ、 ソフィー・ソルシャク、キャラ・ホルツル、マリタ・クラマーの4人で臨んだオーストリアチームが、スロベニアを2位に、ノルウェーを3位に抑えて金メダルに輝いた。
今晩のことは、女子ジャンパー達そしてオーストリアチーム全体にとって忘れられないものになった。この上なくハラハラの展開となったファイナルラウンドで、オーストリアジャンプ女子チームが団体戦金メダルを手にした。
オーストリアは男子チームが2013年のヴァル・ディ・フィエンメ戦で世界選手権団体戦の金メダルを獲得したことがあったが、今日のオーストリア女子チームはそれ以来となる大きな快挙を成し遂げた。
最後に勝利への決め手となったのは、前日(2/25)の女子ノーマルヒル個人戦で不運だったとしか言えない成り行きで4位に終わったマリタ・クラマーだった。クラマーは102.5mと104mのジャンプで合計269.8ポイントを獲得し、素晴らしい成績を収めて、オーストリア女子を世界選手権王者へと導いた。最終的にオーストリアチームは合計959.3ポイントをマークした。見事な接戦を見せたスロベニアチーム(ニカ・クリツナー、スペラ・ロゲリ、ウルサ・ボガタイ、エマ・クリネッチ)とは、わずか1.4点差だった。
クラマーはORF(オーストリア国営放送)のインタビューで、「スロベニア女子はもの凄いジャンプを見せていたから超せるかどうか、かなり厳しくなると思った。 ジェットコースターのような浮き沈みだった。昨日はかなり辛い結果になったけど、今日はすごく嬉しい結果になった」と、話した。
銅メダルとなったノルウェーチームの中では、前回の世界選手権の金メダリスト、マーレン・ルンビュが一番の成績を収めた。
ルンビュは、「チームのみんなと一緒にメダルを手にすることができて、とても嬉しい。もっと上を望んでいたけど、今日私達は自己ベストのジャンプが見せられなかったのにも関わらず、金メダルにかなり近づくことができた。だから満足しなくてはだと思う」と、話した。
日本チームは伊藤有希、勢籐優花、丸山希、高梨沙羅の4人で臨み4位となったが、3位との差は64.6点も広がっていた。
日本チームに僅差で5位につけたのはドイツチームだった。アンナ・ループレヒト、ユリアーネ・サイファート、ルイザ・ゴルリッヒ、カタリーナ・アルトハウスのチーム編成で参戦したドイツチームは、手堅い成績を収めたが、前回2019年の世界選手権で獲ったタイトルを防衛できるようなレベルでは全くなかった。
6位はロシアスキー連盟、7位はポーランド、8位はチェコだった。
※注)基本的な表記時間は中央欧州時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。