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W杯女子ヒンツェンバッハ3戦 高梨沙羅2連勝

作成: 07.02.2021 14:49 / sk
2月7日(日)、ワールドカップ女子ヒンツェンバッハ大会で第3戦が開催され、日本の高梨沙羅が優勝した。前日開催の第2戦でも優勝した高梨は2連勝を果たした。金曜に行われた第1戦ではスロベニアのニカ・クリツナーが優勝した。

高梨沙羅が世界の上位に戻ってきた。この24時間で高梨は2度目のワールドカップ(W杯)優勝を遂げて、全盛期を彷彿とさせた。これでW杯通算59勝目となった。

高梨は、「今日は技術的にとても良いジャンプができた。昨日も今日も本当に整ったジャンプを収めることがでた。それが成功のかなめとなった。ここヒンツェンバッハで通算58勝目と59勝目を挙げられたのは驚きだったけれど、これからももっと勝数を重ねられたら嬉しい」と、試合後のインタビューに答えた。

 

スロベニアのニカ・クリツナーは2位入賞となり、大成功の今週末を締めくくった。2月5日(金)に行われた当大会の初戦で自己初のW杯優勝を果たした19歳のクリツナーは、土曜の第2戦と今日の第3戦で2位につけた。

クリツナーは、「この週末のヒンツェンバッハ大会では、スロベニアチーム全体がとても強かったから、すごく嬉しい。これから数日はチームとしてトレーニングに励むことになる。次のルシュノフ大会を楽しみにしている」と、話した。

 

ノルウェー勢のトップだったのは、土曜に行われた第2戦と同じく3位のシルイェ・オプセッツだった。

オプセッツは、「今週末の大会での成績にとても満足している。正直に言えば、もっと良いジャンプができたはず、という思いもある。それでも2回表彰台に上がれたからとても嬉しい」と、語った。

 

W杯総合得点でリードしているマリタ・クラマー(オーストリア)は、今日は4位となり、総合首位の座を守った。

現在、W杯総合得点460ポイントのマリタ・クラマーが首位、ニカ・クリツナーが451ポイントで2位、3位に高梨沙羅が426ポイントで続いている。W杯総合でドイツ勢の最高は9位のカタリーナ・アルトハウス(203ポイント)となっている。

 

今日の5位はマーレン・ルンビュ(ノルウェー)、ロシア勢トップのイリーナ・アワクモワはルンビュと同点で5位、7位はカタリーナ・アルトハウスだった。

オーストリアはダニエラ・イラシュコ=シュトルツ、キャラ・ホルツル、リサ・エーダーが8〜10位に並び、強い団体成績を収めた。

 

日本チームからは、高梨の他に丸山希が18位、伊藤有希が20位、勢籐優花が28位に入った。岩渕香里は38位だった。

 

リュブノ戦で驚きのW杯初優勝を祝ったアイリン=マリア・クヴァンダル(ノルウェー)が2本目の着地時に大きく転倒し、今日の試合に影を落とした。クヴァンダルは直接その場から病院へ運ばれた。

 

W杯女子の試合は、再来週末(2月18〜20日)に男女合同で行われるルーマニア・ルシュノフ大会へと続く。

 

リザルト

 

※注)基本的な表記時間は中央欧州時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。

 

統計

最長不倒
92.5m
Takanashi, Sara (JPN)
最短ジャンプ
66.5m
Voros, Virag (HUN)
平均飛距離
81.7m
K点越えジャンプ
30.0%
ネーション数
13
トップ10のネーション数
6
トップ30のベストネーション
5
Österreich
Slowenien
Norwegen
Takanashi, Sara
06.02.21
Hinzenbach
Japan
06.02.21
Takanashi, Sara (JPN) Hinzenbach