01 | Tschofenig, D. | 274.8 | ||
02 | Hoerl, J. | 269.7 | ||
03 | Kraft, S. | 268.0 | ||
04 | Forfang, J. | 264.9 | ||
05 | Deschwanden, G. | 264.4 | ||
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1月24日(日)、ワールドカップ男子ラハティ大会(フィンランド)で個人戦が行われ、ノルウエーのロバート・ヨハンソンが優勝した。ドラマチックな展開となった今日の試合で、ヨハンソンはドイツの二人、マルクス・アイゼンビッヒラーとカール・ガイガーを抑えて勝利をつかんだ。現在ワールドカップ総合首位のハルヴォア=エグナー・グラネルード(ノルウェー)は、今日最長のジャンプを飛んだが着地時に転倒して、悲運な結果となった。
今日のラハティ個人戦は小心者には向かない試合だった。ハルヴォア=エグナー・グラネルードは、前半が終わった時点で10点の差を広げ首位につけており、優勝はほとんど決まったように見えた。しかし、試合の最終ジャンパーとしてファイナルラウンドでグラネルードが飛んだ時、かなり飛距離が伸びた。伸びすぎた、と言っても良いかもしれない。137.5mまで伸ばしたグラネルードは、しかし着地時にしっかり立つことができなかった。ダントツの最長飛距離だったが、転倒してしまったために今日は4位に終わった。しかし怪我がなかったのが不幸中の幸いだった。
グラネルードのチームメイト、ロバート・ヨハンソンは、その転倒によってワールドカップ(W杯)通算3勝目を遂げた。
優勝したヨハンソンは、「今日は良い試合になった。2本とも良いジャンプを揃えることができた。もちろん、チームメイトが転倒してしまうのを目の当たりにするのは残念なこと。ハルヴォア(グラネルード)のあのジャンプはものすごく良かった。でもこういうことは、とにかく起こってしまうこと。次の週末もまた良いジャンプを見せられるようにしたいし、世界選手権に向けて自信をつけていけたら、と思っている」と、話した。
口ひげがトレードマークのヨハンソン(29歳)は、これで初めてノルウェー以外の地で優勝を果たしたことになる。これまでの2勝はヴィケルスン戦とオスロ戦で祝っていた。
2位となったマルクス・アイゼンビッヒラーは、ジャンプを終えた後はうんざりした様子で、「ジャンプはうまくいったのに、着地は本当にひどくて、腹が立つ。2本とも着地でミスをしてしまって、それで2位になった。まともな着地ができていたら、もっと上が狙えたはずなのに」と話したが、すぐに気持ちを切り替え、上位入賞を喜んだ。「それでも、自分のジャンプがどんどん良くなっているのは本当に嬉しい。着地についてはもっと改善しなくてはと思っている。まずは明日家に帰って、少し休みたいと思う」と、語った。
3位はアイゼンビッヒラーのチームメイト、カール・ガイガーだった。
「素晴らしい日になった。このジャンプ台がとても好き。僕にとって、ここ数週間は厳しかったから、今週末はうまくいって良かった。この大会では2試合ともうまくいった。それに、チームメイトと一緒に表彰台に上がれるのは特別嬉しいこと」と、ガイガーはインタビューに答えた。
シュテファン・クラフトは5位でオーストリア勢のトップだった。ノルウェーのダニエル=アンドレ・タンデは6位、スロベニアのアンツェ・ラニセクは7位で引き続き好調だった。
ドイツのピウス・パシュケは健闘の10位、ピオトル・ジーワは11位となりポーランド勢で一番の成績だった。
日本からは、小林陵侑が9位でトップ10入りを果たした。佐藤幸椰が18位、佐藤慧一が20位、小林潤志郎は31位、岩佐勇研は34位だった。
W杯総合成績では、ハルヴォア=エグナー・グラネルードが1,006ポイントで引き続き首位、2位はマルクス・アイゼンビッヒラー(796ポイント)、3位はポーランドのカミル・ストッフ(661ポイント)となっている。
次のW杯は、来週末のドイツ・ヴィリンゲン大会へと続く。ヴィリンゲンでもジャンプ競技場に観客が入ることは禁止されている。
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※注)基本的な表記時間は中央欧州時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。