01 | Deutschland | 978.8 | ||
02 | Norwegen | 975.2 | ||
03 | Österreich | 959.3 | ||
04 | Japan | 938.0 | ||
05 | Slowenien | 836.2 | ||
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12月13日(日)、スキーフライング世界選手権プラニツァ大会(スロベニア)は高レベルの団体戦をもって終了となった。前日14日(土)の個人戦同様、最後のジャンプまで勝敗が決まらないスリリングな試合となった。個人戦では僅差でドイツのカール・ガイガーに金メダルを持っていかれたが、今日はノルウェーのハルヴォア=エグナー・グラネルドがチームメイトと一緒に金メダルを掴んだ。今日のガイガーはドイツチームと銀メダルを手にした。銅はポーランドだった。
ダニエル=アンドレ・タンデ、ヨハン=アンドレ・フォアファング、ロバート・ヨハンソン、ハルヴォア=エグナー・グラネルドの4人で臨んだノルウェーチームは、通算5度目のスキーフライング世界選手権金メダルを獲得した。
2016年と18年のフライング世界選手権団体戦でもノルウェーが金メダルをとった。
最終的にはハルヴォア=エグナー・グラネルドの力で、ドイツチームとの対決を乗り切ったことになる。前日の個人戦で銀メダルに甘んじたグラネルドは、今日はダントツで個人の最高点だった488.4ポイントをマークした。個人成績で今日の2・3位となったドイツの二人カール・ガイガー(456.7ポイント)とマルクス・アイゼンビッヒラー(453.9ポイント)に歴然と差をつけた。
ノルウェー勢は、2本目でミスが出たヨハン=アンドレ・フォアファング以外は全員が最高のパフォーマンスを見せた。
フォアファングは、「チーム内で他の人はうまく飛べているのに、自分だけがうまくできていなくて、ここ数日よく寝られなかった。すごくプレッシャーだった。1本目はうまくいったけど、2本目は残念ながらそうはいかなかった。それでも世界王者になれたから、良かった」と試合後のインタビューに答えた。
ドイツチームの若手コンスタンティン・シュミットは、「今日は勝てるチャンスもあったのに果たせなかった。次は狙えるかも」と話し、「僕にとっては初めてのメダルだから、僕個人としては大きな成功と言える。だからマスクの下は笑顔」と、喜びを伝えた。
コンスタンティン・シュミット、ピウス・パシュケ、マルクス・アイゼンビッヒラー、カール・ガイガーのチーム編成で臨んだドイツは、最後の最後でグラネルドが傑出したジャンプで勝敗を決めるまで、ノルウェーと激しい闘いを繰り広げた。
3位に入ったのはポーランドチームだった。
ダヴィド・クバツキーは、「僕らがここでメダルを獲得することができて誇りに思う。自分のジャンプについては、満足していない。もっと上を目指していた。でもここプラニツァに着いた初日から腰が痛くて・・・チームメイトのみんなに感謝したい。みんな素晴らしい仕事をしてくれた」と、ポーランドチームを代表して語った。
ロベルト・フルゴタが率いるスロベニアチームは、期待されていたメダルには届かなかったものの、4位入賞となり、まずまずの結果を収めることができた。少なくともアンツェ・ラニセクはやっと試合で実力を発揮して、素晴らしいパフォーマンスを見せた。
日本が5位、オーストリアが6位、ロシアが7位、フィンランドが8位だった。
オーストリアチームは、この数週間で新型コロナウィルスの感染者が出てしまったことと、シュテファン・クラフトが背中に強い痛みを訴えて欠場となったこともあり、上位につくチャンスはほとんど無かった。
来週末には、スキージャンプ・ワールドカップ男子エンゲルベルク大会(スイス)が開催される予定だ。
※注)基本的な表記時間は中央欧州時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。