01 | Tschofenig, D. | 274.8 | ||
02 | Hoerl, J. | 269.7 | ||
03 | Kraft, S. | 268.0 | ||
04 | Forfang, J. | 264.9 | ||
05 | Deschwanden, G. | 264.4 | ||
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FIS(国際スキー連盟)スキージャンプ女子ワールドカップ・リレハンメル大会(ノルウェー)で、3月9日(月)の夜遅く個人戦が開催され、高梨沙羅が優勝した。ワールドカップ最多勝数記録保持者である高梨は手に汗握る試合で、ノルウェー勢マーレン・ルンビュとシリエ・オプセッツを抑えた。
高梨は、120.5mと127.5m(合計296.9ポイント)のジャンプを決めて、ワールドカップ(W杯)通算57目を祝った。更に、高梨にとって記念すべきW杯通算100度目となる表彰台入りとなった。
「とても嬉しいし、今日の自分のジャンプと成績に満足している。集中を切らさずに臨むことができた。それが今日一番大事な事だったと思うし、だからこそ優勝できたのだと思う」と話した。
ノルウェーのマーレン・ルンビュは、1本目の時点ではまだ4位だったが、2本目で今日最長の139mまで伸ばし、場を盛り上げた。しかしルンビュは着地の後に雪に手をついてしまい、僅差で優勝を逃した。最終的に高梨との差は1.5点だけだった。
「2本目のジャンプは本当に伸びた。でも着地の後は足で立てないとね。それがスキージャンプで求められるものだから」と、雪を触ってしまった後にルンビュは笑いながら話した。
平昌五輪の金メダリストであるルンビュは、それでも今日の成績でオーストリアのキャラ・ホルツル(今日は9位)からW杯首位の座を再び奪い返すことができ、嬉しい結果となった。女子RAW AIR(ローエア)ノルウェーツアーの総合成績でも、ルンビュは高梨沙羅に17.8点差で首位につけている。
カタリーナ・アルトハウスは今日は4位で、RAW AIR総合ではドイツ勢トップの3位となっている。
スロベニアのニカ・クリツナーがファイナルラウンドで121mの好ジャンプを見せた後、高スピードでブレーキングトラックの柵にぶつかるという緊張の瞬間があった。クリツナーは肘を怪我して、腰の打撲の疑いもあり、会場から運び出された。
女子のRAW AIRは、明日3月10日(火)19:15(日本時間 翌3:15)から始まるオープニングラウンドに続く。その後すぐ20:00(日本時間4:00)からは、リレハンメルで2試合目となる個人戦が開催される予定だ。
※注)基本的な表記時間は中央欧州時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。