01 | Deutschland | 1097.4 | ||
02 | Norwegen | 1075.1 | ||
03 | Österreich | 1065.9 | ||
04 | Slowenien | 1034.8 | ||
05 | Japan | 875.1 | ||
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2月29日(土)、ワールドカップ男子ラハティ大会(フィンランド)で開催された団体戦は、最後のジャンプまでこの上なくスリリングな試合となり、ドイツチームが優勝した。ドイツはコンスタンティン・シュミット、ピウス・パシュケ、シュテファン・ライエ、カール・ガイガーで臨み合計984.1ポイントとなり、かなりの接戦ながらスロベニアを2位にオーストリアを3位に抑えた。
スロベニアは、ツェネ・プレウツ、ティミ・ザイツ、ペーター・プレウツ、アンツェ・ラニセクの4人で参戦し、ドイツ勢4人と最後のジャンプまで互角に闘いを挑んだ。
最終的にスロベニアは、ドイツにわずか2.3点で負けてしまった。3位のオーストリアとスロベニアの差もわずか2.5点だけだった。表彰台のどの順位につくかは、各チームの最終ジャンパーのジャンプまで分からなかった。
ドイツチームの若手、コンスタンティン・シュミットは、「今日は本当に素晴らしい試合だったと思う。特に1回目は僕ら全員がとても良いジャンプを収めることができた。2本目では僕が大きなミスをしてしまって、上手いジャンプができなかった。だから実際には僕の個人的な立場からは良い試合だったとは言えない。それでもチームとしては素晴らしい試合にできたと思うし、本当に嬉しい」と話した。シュミットは今シーズンの間にドイツ代表チームでの地位を確立してきた。20歳のシュミットはドイツチームに欠かせない一人となってきた。
今日の勝利でドイツチームは団体戦で通算15勝目となった。ドイツより多く団体戦で優勝しているのは、オーストリア(30勝)、ノルウェー(25勝)の2チームだけだ。フィンランドは通算15勝で、今日ドイツが同数で並んだ。
スロベニアチームの中では特にティミ・ザイツの活躍が目を引いた。ザイツは今日の最長不倒となった130mのジャンプを決めた。
ツェネ・プレウツは、「もし試合の前に今日2位に入賞するよ、と誰かが言ってくれたとしたら、喜んでいたと思う。でも今日の試合の成り行き上、最後の最後のジャンプまで優勝に手が届きそうだったから、最後は少しがっかりしてしまった。それでも多分明日には今日の2位入賞を僕らはとても喜ぶことができると思う」とスロベニアチームを代表して話した。
オーストリア代表の四人のうちの一人として、意外にもシュテファン・フーバーが選抜された。フーバーは金曜の個人戦で8位となり、自己初のトップテン入りを果たしたため、ヘッドコーチのアンディ・フェルダーはグレゴア・シュリレンツァウアー、ヤン・ホアル、そして兄弟のダニエル・フーバーを抑えて起用した。
シュテファン・フーバーは、「今日3位になれてもの凄く嬉しい。もちろん昨日の自分の成績も嬉しかった。今日は信じられないぐらいの接戦でスリリングだった。今日は本当に良い一日になった」と、試合後のインタビューで喜びを伝えた。
ノルウェーは、オーストリアに20点以上もの差をつけられて4位、日本は5位に入った。
予想外だったのは、ポーランドチームが6位に終わったことだ。ピオトル・ジーワ、ヤクブ・ヴォルニー、カミル・ストッフ、ダヴィド・クバツキーの4人全員が、このラハティ戦で何が悪かったのかはっきり分からず、試合後に当惑した様子を見せていた。
7位はスイスだった。開催国フィンランドは8位で、少なくともなんとかロシアを抑え、8チームによるファイナルラウンド進出を決めた。
ラハティ大会の3試合目となる個人戦は、3月1日(日)の15:30(現地時間16:30、日本時間23:30)から開催されることになる。
この試合はワールドカップ史上1,000試合目の個人戦となる。
※注)基本的な表記時間は中央欧州時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。